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ゴルフ野性塾SP

No.381 『冬用のスウィングはあるか』 1/26 更新


思うようにスウィングできない季節です

これからの季節は、午後からグッと冷え込むゴルフに耐えなければなりません。寒さで体がこわばり、スウィングも思うようにできないことがあります。そんな時、どう対処すればよいでしょうか。塾長は研修生のころ、寒い中、日が暮れるまで練習された、と聞きました。厚着するとスムーズにスウィングしにくくなりますし・・・。何かいい方法を教えてください。

(岐阜県・34歳)


寒過ぎると思ったら止めるが一番

photo 寒い日の私は部屋の中。眠っているか、原稿書いているか、天井眺めてボケーッとしているか、風呂に入っているかだ。私はなまけ者。寒い日にゴルフやる気は全くない。

確かに10年前まではみぞれ雨の中でもゴルフやっていた。1月上旬、雪、斜めに迅(はし)る周防灘CC近くの豊前の練習場、半袖下着1枚で球を打っていた事もあった。腰から下の下半身を暖かくしていれば上半身シャツ1枚でも300球の球が打てた。

上をどれだけ暖かくしていても下半身、寒さに震える状態だと30球打つのが精一杯。それもこれも今にして思えばゴルフが好きで楽しかったから出来ていた事。今の私は眠りが好きです。楽しくもある。

貴兄はズボンをコールテンにせよ。ズボンの上に風さえぎるカッパを装着せよ。それで十分だ。それでも寒い、体、強張るとゆうのであれば貴兄に冬のゴルフは向いていない。無理せず、部屋の中、女房殿とミカン食べながらボケーッと過ごす時間はお嫌いか。

貴兄は42歳。若いな。女を作れ。それが出来ないのであれば強張り体で球を打つ以外に何があるか----、何もない。

冬は冬だ。寒いように出来ている。冬のスウィングはこうすべきであるとか、厚着スウィングの理想はこのスウィングが一番である、等々のレッスンを眼にした事がある。阿呆か、と思った。夏も冬もスウィングに変わりがあるものか。人間の体、気温に変化出来るはずもない。

冬は着なきゃいかんのです。夏は脱がなきゃいかんのです。寒過ぎると思えば止めるのが一番。倒れてからでは後悔したくっても出来やせん。

寒い寒い日、どうしても行かなくちゃいけないとゆうのであれば、スコア考えない、勝ち負け考えない、ハンディプライド考えない、そしてそ冬の日の球叩き散策と思ってゴルフ場へ行けばよいのです。

散歩ですよ、散歩。寒い日、それ以外に何があると言うのだ。寒い日に夏とか秋のスウィングしたくっても出来はしない。冬は冬。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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