ゼクシオ史上最薄設計のフェースが
驚異の飛距離を生み出す
『XXIO CROSS』の最大の特徴はフェース面の反発の強さ。ゼクシオ史上最も薄く設計されたチタンフェースの反発力に加え、フェース裏面の下部からトゥに刻まれた“スピードグルーブ(溝)”が、よりフェースの大きなたわみを生み出している。結果、対象ユーザーの打点傾向に合わせた広範囲な反発エリアを実現することとなり、圧倒的な高初速による大きな飛びを生み出すことにつなげている。
2つ目の大きな特徴は打点のバラツキに負けない高い直進性。4ピース構造のヘッドのソール部トウ側に「Super Toe Weight」を配置し、またフェースとネック部の余剰重量をヘッドに最適配分したことで、ヘッドの左右の慣性モーメントが増大。打点がバラついてもヘッドの挙動が安定、高い直進性が実現する。
商品名の由来はこの2つの特長(飛距離と直進性)を掛け合わせ(クロスさせた)から来ている。シャフトはゼクシオ クロス専用「MH1000カーボンシャフト」を採用。高強度でしなやかなシャフト先端部が、ストロングロフトでも高い打ち出しとつかまりの良さを実現。クラブの長さに関しても一般的なストロングアイアンと比較して短く設計しているため、打点のバラつきを抑制し、しっかりと振り抜けるモデルに仕上げられている。
カメリアヒルズカントリークラブの練習場にて、『ゼクシオ クロス』と『ゼクシオ テン』の7番アイアンを各自3球ずつをGC2で計測。
その平均値を弾き出し、数値を比較した。
当日のコンディションは晴天ながら強めの風が吹き、計測した練習場ではややアゲインスト。
- ぶっちゃあ
64歳。お笑いコンビ・ブッチャーブラザーズとして活躍。ゴルフ歴は20年以上と長いものの、年齢と共に飛距離が落ちてきたのが悩み。ドライバーからフェアウェイウッドはゼクシオを愛用しているため今回のアイアンの試打は個人的にもかなり興味津々。
- 出島正登
46歳。ゴルフ歴35年。年間のラウンド数は40回程度。以前、レンタルクラブのゼクシオでベストスコアを出した経験があり、やさしい系のアイアンに切り替えるタイミングを図っていた。実際に打ってみた結果を参考に購入を考えている。
ぶっちゃあさん
ゼクシオ テンも飛んだけど、ゼクシオ クロスはさらに飛んだ!
「ゼクシオ テンは、とても構えやすい印象がありました。スクエアにフェース面をセットしやすく、構えた時にシャープに振り抜ける感覚を持てるんです。実際に打ってみるとやっぱりと言うべきでしょうか、打感がいいんですよね。スパッと抜ける感じがあって、アイアンらしいキレのあるボールを打つことができました。」 「ゼクシオ クロスのほうは、まず構えて驚いたのが安心感の高さですね。さすがゼクシオシリーズだなといった感じでしょうか。ポンと地面に置いた位置で構えればいいだけなのでアドレスで迷うことがありませんでした。打ってみたらさらにびっくりでしたよ。アドレス時の安心感を生む要因としてはこのソールの厚さでしょうね。実際に打ってみたらその効果をさらに感じることができました。ソールが滑ってくれるので、多少のミスはカバーしてくれる感じ。自分のようにアイアンで打ち込むのが苦手な人や上から打ち込めない人でも、ゼクシオ クロスなら高弾道の強い球を打つことができるのではないでしょうか。」
ゼクシオ クロスで150ヤードを記録!
「自分が普段使用している7番アイアンの飛距離は上手く当たって130ヤードくらいなんです。でも実際は当たらないことのほうが多いので120~125ヤードくらいの想定です。ゼクシオ テンは予想通りにやっぱり楽に飛ばすことができました。平均飛距離が130ヤードで、ミスヒットをかなりカバーしてくれている感じがありました。さらに驚いたのはゼクシオ クロスです。平均飛距離が150ヤードですよ。それ以上飛んでいた球もあったので、本当に驚きです。正直、信じられないです。打感に関してはゼクシオ テンにもゼクシオ クロスにも適度な弾き感があって、甲高い打球音が心地よく感じました。打つほどにどんどん気持ち良くなっていく感じです」
出島さん
ゼクシオ クロスの圧倒的な飛距離性能は体感すべき代物!
「今回はゼクシオ テンもゼクシオ クロスもスチールシャフトで試打させてもらいました。まずゼクシオ テンに関しては自分が予想していたよりも弾道が高く、楽に理想的な高弾道が出てくれました。ゼクシオに関してオートマチックなアイアンという印象がありましたが、実際に打ってみると球を抑えることもできるし、ライン出しもできる。操作性の高さに驚き、ピンを狙い打ちできるアイアンだということがよくわかりました。一方ゼクシオ クロスは飛距離面で本当に驚かされました。とにかく弾道が強いんです。かと言って弾道は低いわけではなく、高さもきっちり出てくれるので、これならグリーンにしっかり止めることができるなと思いました。構えた印象はロフトがやや立っているなと感じましたが、打ってみるとイメージ以上の高さが出てくれます。高く上がった球がなかなか落ちてこない感覚さえありました。ゼクシオ テンと比べるとややバックフェース面に出っ張りがあるので、ここに関しては個々で好みが分かれるかもしれませんね。ただ、ぶっちゃあさんも話していたように、ゼクシオ クロスのソールの厚さが構えた時の安心感の高さに繋がっていることは間違いありません。」
数値でも証明されたゼクシオ クロスの飛距離性能の高さ
「正直言うとゼクシオ テンの球も3球とも悪くなかったんです。だから、これほど飛距離面で数字の差が出るとは思いませんでした。ゼクシオ クロスは最高到達点に達してから、降下しながらも前へ伸びる感じがありましたが、数値からもそれは証明されていました。直進性をキープし続けてくれるから飛距離に還元されるんですね。また、データ的にも打ち出し角も良いし、スピン量も適量。とにかく平均的な飛距離が伸びていることがこのアイアンの凄い点だと感じました。ゼクシオ テンは個人的な感覚ですがややフェースにボールが乗る感触もあって、しっかりコントロールができる印象がありました。スピン量もゼクシオ クロスと比べると多く、それが球の上がりやすさや操作性の高さに繋がっているのだと思います」
総評
ゼクシオ クロスが新しい飛距離の世界を体感させてくれる!
飛距離が伸びることで、コース攻略の幅が広がることは間違いない。これはドライバーだけでなくアイアンでも言えること。長年、ゴルフをやってきて「最近、どうも飛距離が落ちてきたな…」と感じているマンネリゴルファーにこそゼクシオ クロスを是非手に取ってもらいたい。ゼクシオ未経験者はもちろんだが、ゼクシオユーザーにとってもゼクシオ クロスは面白いアイアンだと感じることは違いない。実際にぶっちゃあさんの球筋を見ていると、キャリーの位置がかなり伸びていたし、ボールの飛び姿にも力強さが生まれていた。「信じられない!」と連呼していたぶっちゃあさんの言葉はまさにリアル。ゼクシオの性能&技術を伝承し、進化したゼクシオ テンとはまた違った打ち心地を感じられるのがゼクシオ クロスは、新しいゴルフの世界を体感させてくれる。
-
撮影協力ゴルフ場