スリクソンの本気 ツアープロ達を振り向かせた SRIXON Zシリーズ

ツアープロがシーズン途中でクラブを替えることは珍しいことだが
NEW「SRIXON Zシリーズ」に関してはそれが起こっている。
単純に飛ぶというだけで勝負の世界で戦うプロ達が持ち替えるはずがない。
理由は本人に聞いてみるのが一番だと考え、早速ツアー会場へ向かった。
そこでわかったNEW「SRIXON Zシリーズ」の評価は絶大なるものだった!

IMPRESSION 01 | スリクソン Z765 ドライバー

『Z765』が額賀にもたらしたさらなる飛距離と正確性

“額賀と言えば飛距離”という印象を誰もが持っているだろう。そんな額賀辰徳が今シーズン手にしているのが『Z765』だ。 「一番気に入っている点はボールのつかまりがいいこと。フェースでしっかり押せる感覚があり、飛距離性能に加えて、方向性も良くなりました。シーズン序盤は球がつかまらないことで少し悩んでいいたんですが、それがこのドライバーで解消されました」。

 よく上級者やプロは左へのミスを嫌がり、つかまり過ぎるクラブを避ける。今回額賀が表現しているつかまりの良さは別物で、フェースに乗る時間が長く感じると言う意味だ。結果、球が押せると言うこと。その理由はソールを複数の段差をつけた波型にすることで、従来の構造では大きくたわませることが困難だったフェース下部でもたわみを出せるようになった点にある。ヘッドのたわみは飛距離とスピンコントロールに直結するもので、球持ちの良いフィーリングが額賀の飛ばしの感性に響いたのだろう。

 

小手先を使わないから良いスイングに繋がってくれる

 額賀はボールがつかまる感覚とフェース面で弾く感覚の両方を感じると言う。 「つかまることと弾くことは普通なら相反することなのですが、このドライバーに関しては、ボールを潰しながら弾く感触があるんです。いわゆるインパクトでパーンと弾く感じではなく、フェースに乗せながらフォローで弾く感じです。これがあるから方向性が良くなったんだと思います」。

額賀はボールがつかまらなかったり、ボールが曲がりはじめると、ついつい手先を使い始めてしまう。そうなるとスイングはどんどん悪い方向へ行ってしまうという。 「意識的にボールをつかまえにいかなくても済むと言うことは、自分のスイングに集中できると言うこと。その安心感があるとスイングを崩すことはないし、どんどんスイングが良くなります。今ティショットの調子が良いのは間違いなくこのドライバーのおかげです」。

IMPRESSION 02 | スリクソン Z565 ドライバー

塚田陽亮の優れた感性に応える『Z565』の威力

 今年の日本ツアー選手権森ビル杯を制して、一気に時の人となった塚田陽亮。良く飛ばしは才能だと言われるが、173センチとプロの中では小柄ながらその飛距離には定評がある。ただ、クラブを速く振るスキルがあるがゆえに、スピン量が多いのが悩みのタネだった。

「もともとヘッドを少し上から入れる打ち方なので、スピン量が多い方だったんです。極端に言えば良い時と悪い時のスピンル量の数値が1000くらいは変わってしまっていたんです。それがこのドライバーに変えてから2200から2300くらいで打てているので、飛距離は確実に伸びましたね」。

 スピン量を適正にすることは飛距離を伸ばすために必要なことだが、ボールに直進性を与えると言う意味で、方向性アップにもつながる。少し当たりが悪かった時でも大きなミスにならない。だからこそ塚田は自信を持って、タイトなフェアウェイを狙っていけると話す。

世界のゴルフを知る塚田らしい『Z U65』の選択

 メジャーなど厳しいセッティングの時に威力を発揮するユーティリティ。塚田はアイアン型のユーティリティを好んで使用している。
「アイアン型が好きなのは昔からですが、今回のモデルは打感、打音が本当に良いんです。ライン出しなどショットのバリエーションも増えます。アマチュアの人で3番や4番アイアンを無理に使っている人がいますが、是非一度使ってもらいたいですね」。

 アイアン型とウッド型のユーティリティでは性能に違いはあるが、好みで選んでいるプロが多い。
「自分はアイアンの延長線で打てる方がいいんです。多分、打ち方的にダウンブローに打つからだと思います。ユーティリティを選ぶときは、アイアンイメージなのか、ウッドイメージなのかで決めるといいと思いますよ」。

 少々ライが悪かったり、狭いエリアに打つ時でも、アイアン型なら対応できると塚田。そんな優れた操作性の良さが、塚田をさらなる高みに押し上げてくれるに違いない。

ZU65
スリクソン Z765 アイアン

『Z565』から『Z765』へ山下和宏の新たな選択の理由

 スリクソンの5シリーズを使用していた山下和宏だが、今季から「Z765」へと使用モデルを変更した。長い間、ポケットキャビティタイプを使用していた山下にとってハーフキャビティタイプへの変更は、大きな変化と言っていい。山下のゴルフスタイルの根幹には“ゴルフをやさしくする”という考え方がある。アイアンに限らず、ドライバーを含め他のクラブに関してもその考えは一貫している。それなのに、いわゆる難しいタイプのアイアンに持ち替えた理由は今季モデルのソールの抜けの良さにあった。
「Z765に変えたのは、球の上がりにくさを一切感じることがなかったからです。難しさを感じることがなく、フィーリングがかなり良かったと言うのが理由です」。

 NEW『スリクソンZシリーズ』アイアンはソール形状が特徴のひとつだ。思い切り振りぬける“抜けの良さ”を実現するNEW『Tour V.T.ソール』を採用したことで、ピンをデッドに狙っていけるアイアンへと進化を遂げている。山下曰く、芝を切るような感覚で振り抜けるとのことだ。

 

秋男・山下が『Z765』を武器に念願のツアー初優勝を狙う

 もともと秋を得意にしている山下。シーズン中盤から終盤にかけては、大きな試合が続くが、『Z765』がこれだけマッチしていることを考えれば、悲願のツアー初優勝はより現実味を帯びてくる。
「5シリーズのようにヘッドが大きいタイプは、やさしい反面、微妙な操作がしにくい部分があります。これはネガティブな意味ではなく、ミスヒットしてもミスになりにくいメリットがあるということ。それがZ765は、アイアン自体に難しさを感じることがない上で、ヘッドサイズが小さめなので、微妙なフィーリングを入れやすいんです。これは間違いなくソールの効果だと思いますね」。

 プロは結果が全てだと山下は常日頃から口にする。だからこその5シリーズの選択だったわけだが、今回は5シリーズのやさしさはそのままに、自分の感性を生かすことができる『Z765』と出会った。現状に満足することなく、クラブにしてもスイングにしても常に良いものを探し続ける山下の目にかなった『Z765』が、必ずツアー初優勝をサポートしてくれることだろう。

スリクソン Z565 アイアン

やさしさを求めるのは当然だから『Z565』は外せない

 冨山聡のゴルフへの考え方はやさしさ追求型だということがバッグの中身を見れば伺い知れる。アイアンは6番アイアンからでキャビティタイプの『Z565』を使用している。スコアを出したいのなら、やさしさを求めるのは当然でしょう?と冨山は言う。 「Z525からずっとキャビティタイプを使用しています。昔はブレードタイプの難しいアイアンを使おうとした時期もありますが、精度が落ちるようでは意味がないですからね。今回のZ565はソールの抜けが良くて、大きいヘッドのZ565でもシャープに振り抜けるのが良いですね」。

 冨山はオートマチックにスイングをして、できるだけやさしく狙った位置にボールを打つことを重視している。ゴルフは確率のゲームだとよく言われるが、冨山はその確率をクラブによって高めるために『Z565』をチョイスしているのだ。

スイングのミスをカバーしてくれる許容性の高さが魅力

 プロでも大事な場面になると力が入りいつも通りのスイングができないことがある。そんなミスショットをしたときにも『Z565』は、驚くほどカバーしてくれると冨山。
「自分がZ565を使う理由は、構えた時の安心感も理由の一つにあるんです。プレッシャーを感じたときに、アドレスでのフィーリングは、結果を大きく左右する要因になります。Z565の安心感が常に同じスイングをさせてくれるんです」。

 NEW『スリクソンZシリーズ』アイアンは全モデルでフェースの大きさを拡大。上下打点のミスヒットに強くなっただけでなく、安心感を与える効果がある。また、前モデルと比べて丸みを帯びた形状も、ボールを包み込むようなイメージを持たせてくれるため、安心感を高めてくれていると冨山は言う。

スリクソン H65 ハイブリッド

頑張らずに220ヤードを狙い撃ちできる

 先のアジアパシフィック・ダイヤモンドカップで優勝争いを演じ、惜しくも2位に終わった小池一平。小池自身、決して飛ばないほうではないが、昨今の男子ツアーでは200ヤード超えのパー3が当たり前のようにある状況下では、ロングショットの精度を高めることが、上位進出するための課題となっている。そんな小池の大きな武器になっているのが『スリクソンZ H65ハイブリッド』だ。
「もともと弾道が低い方なので、グリーンに止めるためには高さを出せることが必須でした。その点で、このハイブリッドは威力を発揮しています。アイアンタイプではなくウッドタイプを選んだのは、好みというのが一番の理由ですが、よりグリーンに止まってくれることを優先した結果です」。

 『スリクソンZ H65ハイブリッド』はクラウンに搭載した『アークサポートチャネル(溝構造)』の採用により、フェースの上目でヒットしたときに、フェース上部のたわみが拡大する。これにより高打ち出しを得ることができ、小池が理想とする高弾道を生み出しているのだ。

やさしさに惚れ込んで使用を決めた『Z F65』

 男子プロにとって、2オンを狙えるパー5で、グリーンを積極的に狙っていけるフェアウェイウッドは大きな武器となる。小池は今回初めてスリクソンのフェアウェイウッドをバッグに入れた。その理由とは。

「スリクソンのフェアウェイウッドは歴代モデルを見ても顔はいいし、打感も性能も申し分ない。ただ、自分にとってはもう少し弾道が高い方がいいかなと思っていました。それが今回のモデルは、構えたときにやさしさを感じられるし、弾道も高さがしっかり出てくれる。それで使うことを決めました。飛距離は大事ですが、ただ飛ぶだけじゃなく、キャリーが重要だと考えています」。

 今回の『Z F65』は#3+、3、4は飛距離重視、#5~7はグリーンをしっかり捉えられる方向性を重視した設計になっている。スリクソンに少しハードなイメージを持っていた人にこそ手にして欲しい。小池自身が感じた使い勝手の良さをアマチュアゴルファーにも味わってもらいたいと話す。

製品紹介

しっかりつかまり高弾道で飛ばす スリクソン Z565ドライバー。

しっかり叩いて中弾道で飛ばす スリクソンZ765ドライバー。

風に負けない強弾道で飛ばす スリクソン Z765 リミテッドモデル ドライバー。

「飛ばす」弾道と「狙う」弾道で攻める スリクソン Z F65 フェアウェイウッド

安定した高弾道でピンをデッドに狙う スリクソン Z H65 ハイブリッド。

飛距離性能と許容性を兼ね備えたポケットキャビティタイプ スリクソン Z565 アイアン。

操作性と許容性を両立したキャビティバックタイプ スリクソン Z765 アイアン。

操作性に優れ、切れ味抜群のフラットバックタイプ スリクソン Z965 アイアン。