【飛距離&安定感アップに導く新設計シャフト】グラファイトデザイン「aG19」を斉藤愛璃が体感

飛距離アップを求める幅広いゴルファーに向けた
グラファイトデザイン「G」シリーズから、
最新シャフト「aG19」が登場した。
どのようなポテンシャルを秘めるモデルなのか、
レギュラーツアー優勝経験のある斉藤愛璃プロが検証。
開発担当者の解説とともに、
シリーズ2代目が遂げた進化と性能をひも解く。

商品の特徴

PRODUCT

  • 異なるフレックスが共存する剛性分布
    「キメラテクノロジー」

    「aG19」の最大の特徴は、先端部から手元部にかけて、異なるフレックス設定をひとつのシャフトにまとめた「キメラテクノロジー」を採用した点だ。例えば「aG19-5S」なら、手元部はR、中間部はS、先端部はSRフレックス相当の剛性となっている。

    手元部をやわらかくすることでスイングテンポをつかみやすくなり、始動や切り返しでの力みを抑えて安定感が向上。手元部のしなりから生まれたエネルギーを、中間部の硬さでしなり戻すことでヘッドスピードが加速し、程よいやわらかさの先端部が高い打ち出し角へと導く。その先端部には、復元力が高くてエネルギーロスを抑制するカーボンナノチューブを採用。中間部の剛性感との相乗効果により、ヘッドの走りとボール初速の向上、低スピン化をもたらす。

  • 最適なゴルファー層は?

    他シリーズと比較

    グラファイトデザインはあらゆるゴルファーのニーズに対応するため3シリーズを展開している。「ツアーAD」はプロや上級者をはじめヘッドスピードが速いゴルファーが多く愛用するフラッグシップモデル。「秩父」はヘッドスピード30m/s台のゴルファーが気持ちよく飛距離アップを狙えるモデルとなる。

    「G」は今回のニューモデルを含め、「ツアーAD」と「秩父」の中間に位置づけられるシリーズとなる。ドライバーに安定感と飛距離を求め、「『ツアーAD』は重くてハードだし、『秩父』は軽くてモノ足りない」と感じるヘッドスピード35~43m/sのゴルファーにオススメのモデルだ。

斉藤愛璃プロ試打インプレッション

IMPRESSION

「とにかく振りやすい!」
苦手なドライバーに好感触

2012年に優勝したときに使用していたシャフトは、「ツアーAD」の「DI」でした。当時はしっかりトレーニングをしてヘッドスピードもある程度あったので、「DI」のフィーリングがマッチして、シャフトの飛距離性能に助けられた部分は大きかったですね。ただ、元々打ち急ぐクセがあることで、試合を重ねていくうちに体力が低下し、球が左右にブレることもありました。ドライバーは昔から苦手意識があるクラブなんです。

昔ほどトレーニングをしなくなったことで、当時から私のテーマだったドライバーの安定感はさらに下がっている状態です。飛距離も落ちてきています。その中で今回試打をした「aG19」は、ひと言でいえば、とにかく振りやすいシャフト! タイミングが抜群に取りやすいことで左右のブレが最小限に収まり、安定して飛ばせるモデルに感じました。

  • 切り返しで“間”が作りやすい
    多くのメリット

    振りやすさを感じた一番の要因は、切り返しで感じる手元側のやわらかさです。私の悪いクセである打ち急ぎのミスは、切り返しで“間(ま)”が作れないことで起こる現象。「aG19」は、トップから切り返しに移行する瞬間、手元部にしなりを感じることで“間”が作りやすく、下半身リードのスムーズなダウンスイングに導いてくれます。

    一般的に、切り返しでしなりを感じるシャフトはしなり戻りが遅れてしまい、インパクトに間に合わないことがあります。しかし、「aG19」は程よいスピード感でしなり戻ってくれるので、インパクトのタイミングがバッチリ合う。弾道の計測数値を見ても、結果として方向性も飛距離もアップしていました。

    これだけ力まずにゆったり振れると、ドライバーの飛距離と安定感のアップはもちろん、スイングの再現性も高くなります。それに、ティショットで気持ちよくスイングできれば、セカンドショット以降にも良い影響がでるはず。このシャフトで飛距離とスコアがどれだけ良くなるのか、早く試合で使ってみたいです!

    斉藤 愛璃

    AIRI SAITO

    1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2010年にプロ転向。11年にプロテスト合格。翌12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝を飾り、ツアー11戦目での優勝は当時の日本人最速記録を更新した。

斉藤 愛璃

AIRI SAITO

1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2010年にプロ転向。11年にプロテスト合格。翌12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝を飾り、ツアー11戦目での優勝は当時の日本人最速記録を更新した。

プロダクト責任者インタビュー

INTERVIEW

  • 最近のヘッドやボールは球離れが速く、ボールをつかまえにくくなっています。ある程度のヘッドスピードがあり、スイング技術がある人であれば、最新ギアの性能を実感できますが、中には「球がつかまらない、上がらない」と悩んでいる人も多いはず。そんなゴルファーに「aG19」を試していただきたいですね。

    総括

    かねてドライバーに苦手意識があったという斉藤プロを、「タイミングを合わせやすいし、飛距離が伸びるのもいい」と笑顔に変えたグラファイトデザインの最新シャフト「aG19」。ドライバーにやさしさと飛距離アップを求める人は、ぜひ手にとって性能を体感してほしい。

  • ボールやヘッドの性能を引き出す
    進化した「aG19」の“やさしさ”

    株式会社グラファイトデザイン 企画部部長 高橋雅也

    斉藤プロが感じた振りやすさは、手元側のやわらかさが影響しています。手元側の剛性は、「5S」のスペックでR相当。切り返しでしっかりとしたしなりを感じることができるため、スイングの“間”が作りやすくなるわけです。

    また、「しなるのに、インパクトのタイミングが合う」と感じたのは、中間部の剛性の高さに起因します。しなり戻りにスピード感を与え、ヘッドを走らせる設計にしているためです。中間部のしっかり感と先端部の程よい動きは、強弾道の球筋を作る要素の「初速アップ」「打ち出し角アップ」につながります。

    シャフトの先端部から手元部にかけて極端にフレックス設定を変えることで、「振りやすさ・安定感」と「飛距離アップ」という二律背反の性能を持たせることに成功しました。

スペック

SPEC

  • aG19-4

    フレックス R SR S
    重量(g) 46 48 48
    トルク(deg) 5.7 5.7 5.7
    Tip径 / パラレル長(mm) 8.5 / 75 8.5 / 75 8.5 / 75
    Butt径(mm) 15.00 15.00 15.00
    キックポイント 先調子

    ¥44,000(税抜価格¥40,000)〈日本製〉※シャフト長さ1168mm

  •             
  • aG19-5

    フレックス R SR S
    重量(g) 54 55 56
    トルク(deg) 4.9 4.9 4.9
    Tip径 / パラレル長(mm) 8.5 / 75 8.5 / 75 8.5 / 75
    Butt径(mm) 15.15 15.15 15.20
    キックポイント 先調子

    ¥44,000(税抜価格¥40,000)〈日本製〉※シャフト長さ1168mm

  •  
  • aG19-6

    フレックス R SR S
    重量(g) 63 65 67
    トルク(deg) 3.8 3.8 3.8
    Tip径 / パラレル長(mm) 8.5 / 75 8.5 / 75 8.5 / 75
    Butt径(mm) 15.25 15.25 15.30
    キックポイント 先調子

    ¥44,000(税抜価格¥40,000)〈日本製〉※シャフト長さ1168mm