TENSEI 1K Pro Orange RIP+を試打

2026年8月に発売されたTENSEITM 1K Pro Orange RIP+は、シリーズ最大の特徴であるカウンターバランスをさらに進化。
その効果を生かした振りやすさと飛距離性能を追求している。

では、その性能はどんなものなのか。
学生時代は野球の大舞台で活躍した経験がある上重聡アナウンサーが、
三菱ケミカルのシャフトに精通する森山練コーチとともに試打検証。
その効果を体感しながら、カウンターバランスの意味とメリットを紐解いていく。

PROFILE

  • フリーアナウンサー

    上重 聡 (かみしげ・さとし)

    高校時代は野球の名門・PL学園のエースとして甲子園を
    沸かした。ゴルフ好きとも知られ、現在はテレビや
    YouTubeなど多彩なメディアで活躍中。

  • 「フタコゴルフクラブ」代表

    森山 錬 (もりやま・れん)

    分かりやすく実践的なレッスンで
    人気を集めるゴルフコーチ。
    三菱ケミカルのシャフトにも精通。

PART.01TALK

「カウンターバランス=振りやすい」理由とは?

上重聡アナウンサーと森山錬コーチがカウンターバランスを解説
  • 上重 聡

    そもそも「カウンターバランス」とは、どのようなものなのでしょうか?

  • 森山 錬

    「カウンターバランス」は、シャフトの手元側に重量を持たせることで、クラブ全体の重心を体に近い位置へ持ってくる設計です。ヘッド側の重さを相対的に感じにくくするので、振り心地は軽くなりやすいんです。

カウンターバランスが特徴のTENSEI 1K Pro Orange RIP+
  • 上重 聡

    確かに、手元側の重さってあまり気にならないですね。

  • 森山 錬

    通常、振り心地を軽くするには、シャフトやヘッドの重量を軽くします。ただし、軽くし過ぎるとインパクトで当たり負けしやすく、ヘッドスピードやボール初速が上がりにくくなります。一方、カウンターバランスなら、クラブ重量を重くしても手元側に重心があるため、軽い振り心地を保ったままスイングできるのがメリットとなります。

TENSEI 1K Pro Orange RIP+は先端に「RIP+ テクノロジー」を搭載し安定感もアップ
  • 上重 聡

    ただヘッドスピードが上がって飛ぶけど、右にも左にもいって、球筋が安定しないのはアマチュアにとって一番怖いですよね?

  • 森山 錬

    その点を補ってくれるのが、モデル名にも入っている「RIP+ テクノロジー」です。最近のドライバーはヘッドが大型化しているため、ミスヒット時にはヘッドが回転しようとする動きも大きくなります。「RIP+ テクノロジー」は、シャフト先端部のねじれを抑えることでヘッドの挙動を安定させ、ショットのバラつきを軽減してくれます。

TENSEI 1K Pro Orange RIP+で安定感もアップ
  • 上重 聡

    バラつきを補正してくれるとなると、さらに振っていけますね。

  • 森山 錬

    先端部分の低トルク化には、ねじれを抑えるだけでなく、インパクトでの当たり負けを防ぐ効果もあるため、飛距離性能の向上もアシストしてくれます。

PART.02IMPRESSION

飛距離も伸びて方向性も安定して最大飛距離308yds!

上重聡アナウンサーがTENSEI 1K Pro Orange RIP+を試打、飛距離アップ

普段からヘッドスピードは48m/s前後、最大飛距離は280yd近くを記録するという上重さん。
普段使用するシャフトも60g台(フレックス:X)というハードヒッターが、「TENSEITM 1K Pro Orange RIP+」でどんな変化を見せるのか!?

上重聡アナウンサーはTENSEI 1K Pro Orange RIP+の振りやすさに驚き
  • 上重 聡

    最初に感じたのは、とにかく振りやすいということ。シャフトが暴れるのはあまり好きじゃないのですが、それが全然ない。癖がないというか、バランスが良いというか。僕はかなりしっかり振りたいタイプなので、その動きにちゃんとついてきてくれました。

  • 森山 錬

    振りやすくて暴れない。癖がなくて、バランスがいいのも「TENSEITM 1K Pro Orange RIP+」の特徴でしょう。普段から60g台のXフレックスを使っているとのことですが、70g台のフレックスXに変えてみてどうですか?

試打データ /
TENSEITM 1K Pro Orange RIP+ 60(フレックス:X)

  • ヘッドスピード

    49.5m/s

  • ボール初速

    71.8m/s

  • ミート率

    1.45m/s

  • 打ち出し角

    9.2°

  • バックスピン量

    2818rpm

  • キャリー

    266yds

  • 総飛距離

    287yds

TENSEI 1K Pro Orange RIP+はスペックを上げても振りやすい
  • 上重 聡

    スペック的には重くなっているはずなのに、「これは無理だな」という感じがないです。少し重さは感じても、振りにくくない。むしろ「ここまでいけるんだ」と思いました。

  • 森山 錬

    重量を上げればインパクトで当たり負けしにくくなり、ボール初速にもつながります。一般的に、スペックを上げると振りづらさが出ますが、それを感じにくくするのが、カウンターバランスの効果であり、このシャフトの面白いところです。

試打データ /
TENSEITM 1K Pro Orange RIP+ 70(フレックス:X)

  • ヘッドスピード

    48.3m/s

  • ボール初速

    71.5m/s

  • ミート率

    1.48m/s

  • 打ち出し角

    9.0°

  • バックスピン量

    2421rpm

  • キャリー

    260yds

  • 総飛距離

    298yds

上重聡アナウンサーはTENSEI 1K Pro Orange RIP+で300yds越え
  • 上重 聡

    今度は重量を60g台に戻し、フレックスTXを試しました。(データを見て)ボール初速73.0m/sは驚きました! 普段は68m/sくらいなので、いつもよりかなり出ています。それに総飛距離が308ydsとは、こんなに飛ぶなんて。しかも、これだけ振っても球が散らばらない。スペックを上げても振り切れて、飛距離が伸び、方向性も安定する。これはかなり魅力的ですね。

  • 森山 錬

    シャフトの重心が体に近い位置にあることで、振りやすいだけでなく、スイングの再現性も高めやすくなっているのでしょう。自分のスイングをすれば、シャフトがきちんと仕事をしてくれる。そういう扱いやすさがあるからこそ、スペックを上げても振り切れるんだと思います。

試打データ /
TENSEITM 1K Pro Orange RIP+ 60(フレックス:TX)

  • ヘッドスピード

    49.3m/s

  • ボール初速

    73.0m/s

  • ミート率

    1.49m/s

  • 打ち出し角

    7.0°

  • バックスピン量

    2130rpm

  • キャリー

    263yds

  • 総飛距離

    308yds

  • 上重 聡

    今回打っていて感じたのは、自分がシャフトに合わせにいく必要がなかったことです。これまではシャフトの特徴を聞いて、自分からそこに合わせにいく感覚があったのですが、「TENSEITM 1K Pro Orange RIP+」は、自分のスイングにシャフトの方が対応してくれるような感覚がありました。

  • 森山 錬

    それは、このシャフトのバランスの良さが大きいと思います。自分のスイングをすれば、シャフトがきちんと仕事をしてくれる。そういう扱いやすさがあるからこそ、スペックを上げても振りやすかったのだと思います。さらに「TENSEITM 1K Pro Orange RIP+」は中元調子なので、スイングのタイミングも取りやすい。カウンターバランスによる振りやすさに加え、シャフトそのもののしなり方も素直なので、幅広いプレーヤーにマッチすると思います。

TENSEI 1K Pro Orange RIP+は万能タイプのバットと同じ

PART.03SUMMARY

野球のバットで例えるなら「誰もが振りやすい」
万能タイプ
一日を通して振りやすいから安心感

TENSEI 1K Pro Orange RIP+は一日を通して振りやすい
  • 森山 錬

    上重さんは野球をやられていましたが、振りやすさという点で、バットと何か共通するところはありますか?

  • 上重 聡

    野球のバットにも基本となる形はありますが、選手によって好みはかなり分かれるんです。グリップを太くしたい人もいれば、先を細くしたい人、先端側に重さを持たせたい人もいる。例えば、大谷翔平選手のように長めで先端側に重さを持たせて飛距離を出すタイプもあれば、イチローさんのように細めで、いろいろなボールに対応しやすいタイプもあります。僕はどちらかというと、クセのないスタンダードな形が好きで、高橋由伸さんのバットがまさにそうでした。どこかに極端な特徴があるのではなく、全体のバランスがよくて、ヒットもホームランも狙える。今回のシャフトにも、それとすごく似た感覚がありました。多くの人が「振りやすい」と感じられる、バランスのいいバットに近いですね。

TENSEI 1K Pro Orange RIP+はバランスが良いシャフト
  • 森山 錬

    ゴルフは18ホールの中で、朝一番と中盤では体の動きが違いますし、後半になれば疲れも出てきます。ヘッドスピードも常に一定ではありません。そうした変化がある中でも、振りやすさを保ちやすいのが、このシャフトの大きなメリットだと思います。

  • 上重 聡

    そうですね。このシャフトはバランスが良いので、自分の感覚で振れば、クラブが自然についてきてくれます。ホームランを狙えるだけでなく、しっかりヒットも打てる。そんな安心感があります。

  • 森山 錬

    自分の感覚で振れるので、これまで「自分には難しい」と感じていたヘッドにも挑戦しやすくなります。そこも「TENSEITM 1K Pro Orange RIP+」の大きな魅力だと思います。

TENSEI 1K Pro Orange RIP+は誰にでも合う

撮影協力:スイング碑文谷

SPEC

スペック表

※横スクロールしてご確認ください。

Shaft Name Flex Length
(mm)
Weight
(g)
Tip O/D
(mm)
Tip Length
(mm)
Butt O/D
(mm)
Torque
(deg)
Kick Pt.
1K Pro Orange RIP+ 50 R 1168 51.0 8.6 75 15.30 4.9 MID-HIGH
S 53.0 15.40 4.8
X 55.0 15.45 4.7
TX 58.5 15.50 4.7
1K Pro Orange RIP+ 60 R 62.0 15.35 3.6
S 64.0 15.45 3.6
X 66.0 15.50 3.6
TX 67.0 15.55 3.6
1K Pro Orange RIP+ 70 S 74.0 15.40 3.0
X 76.0 15.45 3.0
TX 79.0 15.45 2.9
1K Pro Orange RIP+ 80 S 84.0 15.40 2.9
X 85.0 15.45 2.8
TX 88.5 15.50 2.8

※スペックは変更になる可能性があります。