硬かったり、重かったりするのが苦手なので、スニーカー感覚で履ける「PROSL SPORT」が好みに合いました。アッパーがニット素材ということもあって、足の指がしっかり折れる屈曲性があり、新品シューズで1ホール目から何の違和感もなくフィットするのは、初めてに近い感覚でした。アッパーのやわらかさ、ソールの硬さなど、全体のバランスがいいからでしょうね。

「PROSL SPORT」のやわらかさは初体験でした。BOAの締め付けをほとんど感じず履くことができました。ただ個人的には、クラシカルなシューズを履いてきた世代なので、しっかりヒモを締めあげるタイプの「PROSL CORE」の履き心地は安心感があります。デザインに関しても、「PROSL CORE」はすっきりしていて、クラシカルな雰囲気のウェアに合いそうです。

普通のスパイクレスはどうしてもグリップ力がスパイクに比べて劣るのですが、「PROSL」シリーズはそれがないところが良い点ですよね。ソール形状が、濡れた芝の上でも滑らないようによく研究されていると思います。どのモデルも平均点が高くて、いいシューズです。特に「PROSL SPORT」は好印象でした。「このまま試合で履きたい」っていうのが素直な感想です。

かかとのホールド感と指の自由度が、私がシューズに求める条件ですが、両モデルとも満たしていました。「PROSL SPORT」は両手でかかとを支えてくれるような感覚で、「PROSL CORE」はよりカチッとホールドされている印象。歩いて楽にプレーするなら運動靴並に動きやすい「PROSL SPORT」、地面からの情報を得て、より傾斜を感じやすいのは「PROSL CORE」ですね。

「PROSL SPORT」は、足を入れた瞬間に全体を包み込んでくれる気持ち良さがあり、驚きました。アッパーはやわらかいのにホールドしてくれる感覚があり、普段ならプレーを終えた後すぐシューズを脱ぎたくなるのですが、これなら長時間快適にプレーできること間違いなしです。「PROSL CORE」は安定感があり、履きこめばフィットしてくれそうです。

「PROSL SPORT」は、かかとをしっかりホールドしてくれ、指先にストレスがありません。今まで履いてきたシューズの中でも間違いなく上位に入ります。スイング中の体重移動は、前後の体重移動が大事です。つま先にもかかとにもしっかり体重を乗せられるという意味で、指が自由に動かせるのは重要なポイントです。

スイング中にかかとが暴れると気持ち悪いので、ホールド感の強い「PROSL CORE」が好きです。ソールは地面の硬さや傾斜を感じやすいのがいいですね。「PROSL SPORT」はメッシュ素材で通気性がいいし、水拭きで汚れが落ちるのが気に入りました。今回は手引きカートでプレーしましたが、足に疲れを感じませんでした。両モデルともソール幅があり、しっかり支えてくれたのが良かったです。

2モデルに共通するのはスパイク並みに安定したグリップ力。デザインもいい意味でシンプルなのが良かったです。特に気に入ったのは「PROSL SPORT」。通気性があって蒸れないのでこの夏場でも気持ちよくプレーできました。文句なしで最高に良かったです。「PROSL CORE」はホールド感が高く、安定感がありました。ただ、スイング中に足首の動きが多い私にとっては、ややしっかり感が強い印象でした。

「PROSL SPORT」は、足を入れた時のアッパーのやわらかさが好感触でした。つま先まで厚みのあるインソールが使われているので、スイング中に踏み込んだ時、必要な場所が必要な分だけ沈み込んでくれる履き心地でした。「PROSL CORE」も、履いていてかかとの浮きを感じなかったので、歩きやすくて、疲れにくいシューズでした。