プロゴルファーの生活はハードだ。練習ラウンドを含めれば、火曜日から日曜日まで1週間で6ラウンド。連戦になれば、月曜日に移動し、また火曜日からラウンドが始まる。そんな過酷な日常において、ツアーナンバー1の飛距離をキープするには体のケアが欠かせない。

「都内のフィットネススタジオでメンテナンスをお願いしているのですが、連戦が続くとなかなか通えません。それを補うために日々のセルフケアが大事になりますね」。日々のケアに加えて、少しでも違和感が出たら集中してケアを行う。その方法もトレーナーの指導を受け、常にブラッシュアップさせている。

安定した飛距離を維持するために今季はトレーニング方法も見直した。「昨年は2～3月の間の1カ月半に人生で一番というぐらいトレーニングをしたんですが、その反動でシーズン中は全くトレーニングができませんでした。今年はそういう時期をなくして、シーズンを通してトレーニングをするようにしています」。

理想は、昨年の春先のピーク時に徐々に近づけていくこと。軽く振っているように見えるリラックスしたスイングから爆発的な飛距離を叩き出せるのはこうした日々の積み重ねがあるからだ。

ゴルフに対して前向きでいることは、結果を求めるうえでも、カッコよくプレーするためにも、幡地にとって大事な要素になっている。そのため、シーズン中のオープンウイークは最低3日、クラブを握らない日を作る。

「家族と過ごしたり、好きなゲームをしたりすることでリラックスもできますし、ゴルフをしたいという気持ちも芽生えてきます」。リラックスタイムはゴルフが好きだという純粋な気持ちを思い出させてくれる大切な時間。前向きに、そして全力でゴルフと向き合う姿は、幡地が目指すプレーヤー像のひとつでもある。

カッコよくあるためには身だしなみも大切だ。上下ともに黒など、クールなウエアが幡地の好み。それが似合うように体形にも気を使う。さらに最近ではヘアケアも気になり始めた。

「帽子を取って挨拶したときに髪型が崩れていたら、それが優勝のシーンだったとしても、見ている人は気になっちゃいますよね」。最後の最後までカッコよく。そんな思いから幡地は大正製薬「リアップエナジーPROTECT」のシャンプーとコンディショナーを選んだ。

「ボクはオイリーな方なので、皮脂をしっかり落としたい。シャンプーの後のすっきりした感じが気に入っています」。紫外線を浴び、帽子の中は蒸れる。肉体と同じようにプロゴルファーは火曜日から日曜日まで髪にもダメージを受ける。それだけにヘアケアでも意識するのは日々の継続だ。

「以前は面倒だと思っていたのですが、今ではシャンプー、コンディショナーのボトルをスーツケースに入れて遠征に出るようになりました」。近いうちに訪れるであろう幡地のカッコいい初優勝の瞬間を楽しみに待ちたい。