コブラゴルフから登場した2022年モデル
「KING LTDx」シリーズ。
最長飛距離を追求した3タイプのドライバー
「LTDx」「LTDx MAX」「LTDx LS」を
3人のアマチュアが打ち比べ、弾道測定器
「トラックマン」のデータを元にベストな一本を
セレクトした。
コブラのクラブに精通する
ドラコンプロ2人が、それぞれのタイプがマッチした理由について解説する。
コブラゴルフから登場した2022年モデル
「KING LTDx」シリーズ。
最長飛距離を追求した3タイプのドライバー
「LTDx」「LTDx MAX」「LTDx LS」を
3人のアマチュアが打ち比べ、弾道測定器
「トラックマン」のデータを元にベストな一本を
セレクトした。
コブラのクラブに精通する
ドラコンプロ2人が、それぞれのタイプがマッチした理由について解説する。
大地
35歳・平均スコア98
モデル業を中心に活動。ゴルフを始めて2年だが、メキメキと上達してベストスコアは92。180cmを超える体躯から250~260ydを飛ばす。「飛ばしは男のロマン」と強振するドライバーの悩みはスライスで、球がつかまるクラブを求める
ゴルフを始めて2年だが、メキメキと上達してベストスコアは92。180cmを超える体躯から250~260ydを飛ばす。「飛ばしは男のロマン」と強振するドライバーの悩みはスライスで、球がつかまるクラブを求める
3モデルを打ち比べて、288ydと一番ぶっ飛んだドライバーが「MAX」でした。いつもはコスったり右にすっぽ抜けるミスが多いんですが、この「MAX」はインパクトにかけてヘッドが自然と返って球をつかまえてくれる。
スライスしていたのがストレート~ドロー系になったぶん飛距離が伸びたし、打点がバラついても曲がる不安がないから思い切って振りにいけるんです。(弾道データを見ながら)コレが“高弾道&低スピン”っていうんですか?(笑)。
それに、やさしいクラブって見た目がボテっとしていたり顔がかぶっていたりしがちですが、このモデルは黒くてマットな仕上がりだし精かんでカッコいい。テンションが爆アゲですね!
スライサーの大地さんに「MAX」がハマったのは、ドローバイアスで球がつかまりやすいことと、スイートエリアが広くて曲がり幅が抑えられたことでした。
ポイントは、ソールの後方とヒール側に入っているウェイト。同じスライサーでも、クラブがインサイドからあおり気味に入るタイプと、アウトサイドからカットに入るタイプがいます。
実は、ヒール側にウェイトが入っている「MAX」は、大地さんのようにインサイドからクラブが入る人が、よりしっかりと球をつかまえて飛ばせます。KING LTDxシリーズのドライバーは“カチャカチャ”でロフト角を調整できるので、理想的な弾道の高さを見つけるともっと飛ばせるでしょう
稲村智也
26歳・平均スコア88
自他ともに認める“コブラフリーク”。フルセットをコブラでそろえており、輸入モノのチェックにも余念がない。ドライバーの飛距離は240~250yd。上から打ち込みがちで、たまに出る引っかけのミスを抑えたい
自他ともに認める“コブラフリーク”。フルセットをコブラでそろえており、輸入モノのチェックにも余念がない。ドライバーの飛距離は240~250yd。上から打ち込みがちで、たまに出る引っかけのミスを抑えたい
ドライバーで球が左に行ったり、スピンが多くて吹き上がることがあるんですが、とくに「LTDx」はそういうミスが出ないし打球がブレません。いま使っている数代前のモデル(KING F8)よりも20ydは飛んでます! コブラが進化しましたね。
でも、フェースのミーリング加工で打感がマイルドなところは、今までと変わりません。一般的な純正シャフトって頼りないと言われがちですが、KING LTDxシリーズの純正シャフトは振り遅れずにストレスなく振り抜けました。
普段はカスタムシャフトを挿していますが、コレは純正のままでも球がフケないし、つかまり過ぎずストレートに飛ばせます。本気で買い替えちゃおうかな(笑)
「LTDx」は「MAX」に比べて球のつかまりを抑えているし、「LS」だと現状よりもスピン量が減って球がドロップするかもしれません。低めのティアップが好きな稲村さんは、ヘッドをアッパーに入れるのが苦手で、レベルかやや上から打っていくタイプ。ソールの後方にウェイトが入る「LTDx」は“上げようとしなくても高い球が打てる”という安心感があります。それらの理由で「LTDx」がドンピシャでした。
アドバイスとしては、ティアップの高さを決めて打つほうがいいでしょう。1球ごとにティが微妙に低くなっていたのですが、そうすると上から打ち込みがちになり、スピンが増えたり出球がさらに低くなったりしてしまいます
高木康誠
28歳・平均スコア77
小学6年生からゴルフを始める。ドライバーのヘッドスピードは50m/s、ドローで280ydを飛ばす。スピンが入って球が吹き上がるという、ハードヒッターならではのストレスを抱える
小学6年生からゴルフを始める。ドライバーのヘッドスピードは50m/s、ドローで280ydを飛ばす。スピンが入って球が吹き上がるという、ハードヒッターならではのストレスを抱える
いつもはつかまり顔のドライバーを使っていて球が左に行くのがイヤなんですが、「LS」は引っかからなくて左のミスが消えるし、スピンが少ないので吹き上がりません。思い切りぶっ叩いて飛ばせるドライバーですね。とくに芯を食うと、ライナー系の棒球で推進力がある“うっすらフェード”に。飛ぶだけじゃなくてコントロールもできる、実戦向きのモデルです。カッコよくて引き締まった顔つきで、フォローにかけてヘッドを一気に振り抜けるイメージ。インパクトでボールを弾くというよりは、フェースに吸いつくような球持ちがいいフィーリングも好印象です。
スッと構えてキモチよく振れる「LS」だからこそ、310yd近くまで飛びました
KING LTDxシリーズはそもそもスピン量が少なくて初速の出やすいドライバーですが、「LS」はソールのウェイトが2個ともフェース寄りにあるので、3モデルの中で最もスピンが抑えられて吹き上がりません。
といっても上級者だけではなく、最近ゴルフを始めた若くて体力がある人、日ごろからトレーニングをする人など、スピン過多で悩む人たちにオススメです。
ちなみに高木さんがもっと飛ばしたければ、この「LS」を使いながら、ボールの手前にもう1個の仮想ボールを置き、その“2球”を全て打つイメージを持ちましょう。ヘッドがスクエアに動く時間が長くなり、ボールがフェースと“正面衝突”をしてミート率が高まります
アドバイス後の弾道データ(高木さん)