![[ギアコーチ筒康博氏が「感性」で選ぶ!]全11モデルの中から気になった6モデルを比較&試打インプレッション](img/sec03-tit_pc.png)

「感性を引き出すマニュアル車」
ピン伝統のクランクネック形状である「アンサー」「アンサー 2」は、車に例えると、オートマ車ではなく、マニュアル車に近い印象です。自分のフィーリングで、距離感や方向性を生かしたい人にオススメ。個人的には、フェースが少し長めの「アンサー 2」のほうがターゲットに合わせやすく、構えた時の安心感が持てるので、打ちやすかったです。一方の「アンサー」は、アイアンでもマッスルバックを選ぶような小顔好きにマッチするサイズ感。2モデルともフェースを開閉するストロークで、ボールを体のセンターにセットするゴルファーに相性が良いと思います。

「操作性が高いスポーツカー」
「アンサー 4」「クッシン 4」を車で例えるなら、スポーツカーと言えます。両方ともショートスラントネックとなっていて、より操作性が高く、フェースを開閉しやすいモデルです。私が選ぶとしたら、マレット型に近い形状の「クッシン 4」。ピン型とマレット型の“いいとこ取り”をした印象で安心感が持てます。ただ「アンサー 4」も、操作性がありながら、トウ側に重心を配置しているので引っかけにくく、転がりも良いモデルに仕上がっています。

「感性を生かしたNEW角型マレット」
角型の「タイン C」「タイン 4」は、高慣性モーメントでオートマチックに打ちやすいモデルですが、自分の感性で打てる部分を残しているのが特徴です。私が選んだのはショートスラントネックの「タイン 4」。微妙なタッチを出せる操作性の高さがあり、プロの中でも使用者が増えていることは頷けます。一方のセンターシャフト「タイン C」は、打ち手の感性に敏感に反応してくれるので、芯に当てやすく、一度その魅力を感じたら手放せなくなるモデルだと思います。
11機種の中から
自分に合うモデルを選び、
いざスコアアップ!
筒氏は感性と寛容性でパターを選ぶことについて、「“感性”を生かせるパターと聞くと、シビアな印象のプロ用モデルをイメージする人は多いと思いますが、実はアマチュアこそ、恩恵を受けられるモデルなのです」と言及する。「プロが最も練習しているメニューは、実はパッティングです。一流選手になるほど、ロボットに近い再現性を身につけていますが、逆に練習時間の少ないアマチュアは、本番では“感性”でしか勝負できません。『PING 2021 PUTTER』は感性を生かしつつ、寛容性もサポートしてくれるので、最高の武器になってくれるでしょう」。
同社はフィッティングのパイオニアだからこそ、一人ひとりに合わせたモデルを選べる究極の11機種をラインアップした。PLAY YOUR BEST――あなたの“感性”に合う一本を選ぶことが、必ずスコアアップの近道になるはずだ。