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SPECIAL
INTERVIEW

「地道に一つひとつ上へ」 鈴木愛

VOL.
01

昨シーズン、史上3人目の年間7勝を挙げて2年ぶり2度目の賞金女王に輝いた鈴木愛が、プライベートから強さの秘訣、スポーツイヤーの今年の目標まで赤裸々に語った。

——賞金女王を獲得して改めて今の心境は
そうですね、プロになって一番悩まされた年。(左手親指などの)けがだったり、(乗っていたタクシーの)交通事故(による腰痛)だったり、いろいろあった。年間を通して、こんな起伏が激しかったのはいままでなかったですね。

——けがで9月末から4戦を欠場。その間に人生初の独り暮らしも経験した
2週間、独り暮らししました。母がいなかったから一人になっただけ。でも、めちゃくちゃ楽しかったです。スポーツ選手って特殊じゃないですか。けがしないよう、包丁も握らない。何があるかわからないから。料理は得意なんですけど、シーズン中はやらなくなった。でも、楽しかったです。

——得意料理は?
あまり同じものはつくらない。好きなのはしゃぶしゃぶ(笑)

——休みの日、家ではどんなふうに過ごしている
昼まで寝て、携帯(スマートフォン)で好きなドラマとか映画を見て、そのうちに一日が終わる。あまり外には出歩かないですね。普段(試合で)ずっと歩くので、あんまり歩きたくない(笑)

——GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー、白濱亜嵐(しらはま・あらん)さんの大ファンとして知られていますが、そもそものきっかけは
「ひるなかの流星」という映画を見て、すごく好きになった。主役の一人です。それまでGENERATIONSという名前は知っていたんですけど、歌も知らなった。映画が面白くてそれから歌も聞くようになって、すごく好きになった。

——男性を魅力的と思うしぐさは
気にしたことないなあ。亜嵐くんの好きなところでいえば、EXILE系のグループのコンサートとか行くとわかるんですけど、写真を一緒に撮らせてもらうときもすごくゲストの方を立てる。グループをまとめたり、そういうのを私はできないし、自分にないものをすごく持ってるのが魅力です。

——ゴルフ以外で好きなことがあれば
GENERATIONSの期間限定のクレーンゲームがあって、グッズがそこでしか取れないので1回1万円ちょっと使ったかな。メンバー全員をそろえて、推しのメンバーは2個、3個とそろえるのにめっちゃお金かけます。普段お金使わないので(笑)。シリーズが10個ぐらいあるので全部で100個ぐらいあると思います。

——ゴルファーになっていなかったらどんな職業に就いていた?
ゴルフの前はバレーボールをやっていたのでバレーボールの選手になりたかった。ゴルフを始めてからそういうことを考えたことがあるんですけど、美容師か歌手かな(笑)

——行き詰まったときの解消法はありますか
練習したくないと思っても結局やってしまうんです。だから、すごく調子の悪いときはぱっと切り上げて早く帰る。ゴルフ場を出たらゴルフのことは考えないで、それこそ亜嵐くんのライブ映像とか好きなドラマを見ます。

——大会前などに自分を高める方法を教えてください
去年とか一昨年の映像を見ます。どこにピンポジションが切ってあって、みんなはどこから入れているのか、どんな曲がりをするのか、YouTubeにあれば、それを見て研究します。自分がどこから打って外したとか、いろんな人を見ていると自分がしなかった攻め方だったりするので、それはチェックしていますね。

——尊敬している人は
ゴルファーだったら大山志保さん(42)、野球選手は(昨年現役引退した)福浦和也さん(44)。2人とも40代で、あそこまで現役でやれる人はなかなかいない。2人ともストイックで、特に福浦さんとは(昨年までオフに)合同合宿をやっていたんですけど、練習量、トレーニング量が半端じゃないんですよ。40代の人があそこまでやっている姿を見て、「やらないかん」とモチベーションが高くなるし、「これだけせないかんのか」とぞっとする部分もあるんですけど、見ていてすごい勉強になった。

——今年はスポーツイヤー。現在世界ランキングは日本勢3番手。今後の目標は
地道にやっていこうと思います。バーンと(上に)行こうと思っても難しいので、キープして、一つひとつ上げていくのが理想的。日本のメジャーでしばらく優勝していないので勝ちたい。海外のメジャーも5つ出るのでトップ10に入って、優勝争いもしたい、特にANA(インスピレーション)、全米(女子オープン)、あとジュニア大会に出たことがあるエビアン(選手権)の3つで頑張りたい。