飛ばしたいなら腰を使え。 武藤俊憲プロ

飛ばしたいなら腰を使え。 石川遼プロ
飛ばしたいなら腰を使え。 額賀辰徳プロ

ゴルフスイングで重要なことは「下半身リード」や「下半身始動」あるいは「上半身の力を抜く意識」。よくないことは「手打ち」。
いずれもよく耳にするフレーズですが、では実際にはどういうことなのか、アマチュアの多くはわかっているようで実はわかっていないのです。ひとりで練習場に行って自分のスイングを認識するには、測定器のある打席に入ってデータを見るか、スマートフォンをどうにか固定してビデオを撮るぐらい。ではデータやビデオがちゃんと撮ることができ、なんとなく悪いところが見えたとして、さて、どう修正すればいいのでしょう。
データというのは、分析し、問題を見つけ、対策が見つかって初めて役に立つものです。既存の測定器では教えてくれなかった、この『対策』を提示してくれるのが、カシオ計算機から12月15日に発売された『HIP SPEEDER(ヒップスピーダー)CMT-S10GSET』。カメラもパソコンもいりません。必要なのはわずか6cm角にも満たない小さなセンサーとスマートフォン、専用アプリの『EXILIM Connect for GOLF』と『EXILIM Analyzer for GOLF』だけ。

そんなHIP SPEEDERの性能を開発に尽力した花ケ崎光広プロに伺いました。

花ヶ崎光広プロ
花ヶ崎光広プロ
11歳でゴルフをはじめ、独学でスイング理論を学ぶ。 現在は兵庫県のHANA GOLF ACADEMYを拠点にプロゴルファーからアマチュア、ジュニアまでの幅広い層を対象にティーチングを行うとともに、ドラコンプロとしても、数々の大会に出場し、2004年にはGDOドラコン選手権で340ヤードを記録した生粋のロングヒッター。

HIP SPEEDERで腰の動きと回転スピードが分かる

 

HIP SPEEDERとは、スイング時の腰の動きと回転スピードを計測するゴルフ用ウェアラブルセンサーです。これまでも体のどこかに装着する器具はありましたが、腰につけるものはありませんでした。腰に着目した理由をお話しする前に、そもそも股関節の場所を、体の前側、鼠蹊部(左右の太腿の付け根部分)にあると勘違いしている人が多いんです。股関節は実はヒップ側にある。鼠蹊部に乗ると体の回転はロックされてしまいます。回転させるには本当の股関節に乗らなければいけない。そういう勘違いも含めて、今一度「腰まわりの挙動」について明確にしたかった。そもそも飛ばしに必要なのは回転とスピードなのです。そして、それらを作り出すのは下半身。つまりヒップ=腰です。重要なのはヒップの張り。でも不思議なことに腰の動きを測るものは存在していませんでした。そこで、腰をどう使えば「下半身リード」になるのか、そもそもリードするとはどういうことか、また「腰を切る」とはどういう感覚なのか、実際に知るためには腰に直接装着する測定器が必要だと思いました。それも難しい数値で示すのではなく視覚的なグラフで学べるものでなくてはならなかった。そうして、たどり着いたのが『HIP SPEEDER』なのです。

最も重要なデータは2つ、『ヒップスピード』と『ヒップタイム』です。ヒップスピードは腰の最大スピードで、数値が大きいほど良い。男子プロは550〜600あたり、アマチュアの平均は480ぐらいです。ヒップタイムはトップから最大スピードに到達するまでの時間のこと、いわゆる「キレ」です。小さな数値ほど良くて、プロは0.2ぐらいまで、アマチュア平均は0.3以上になります。その数値を山型グラフで表しますが、タイプは3種類に分かれます。アマチュアゴルファーに多い、腰の回らない『山脈型(台形)』、回るけど回転が遅い『ひと山型』、そしてプロのほとんどが属する理想的な『ふた山型』です。 (花ケ崎プロ)

 

また、アマチュアにとってHIP SPEEDERの一番の売りは『ポテンシャル飛距離』という概念です。これは、得られたデータから「弱いところを強化すれば本当はここまで飛ばせるポテンシャルがありますよ」と教えてくれるものです。例えば実飛距離が170yで、パーオンなんてと諦めていたがHIP SPEEDERで計測すると「ポテンシャル飛距離230y」と数値が出れば、俄然やる気も出てくるというものではないでしょうか。

HIP SPEEDER「CMT-S10GSET」の画面説明

カシオワールドオープンにて『HIP SPEEDER』をプロゴルファー(武藤俊憲プロ、石川遼プロ、額賀辰徳プロ)に試してもらった!

武藤俊憲プロ

美しい『ふた山型』お手本のスイング

 
武藤俊憲プロ
「自分の体の動きをしっかりと目で確認できるのはスイング作りの参考になる。自分が思っている体の動きと実際のデータにどれぐらいの開きがあるのか、どう振ればこのスピード、このタイムになるのか実験しながら確認できる」
アマチュアへのアドバイス
山がきれいにできることが第一。体の動きにクラブが間に合って、タイミングがしっかりとれると美しいふた山になります。ポテンシャル飛距離で「自分はもっと飛ばせる」と希望を持ってください。この数字は絶対ですから。
花ヶ崎光広プロ
きれいですね。止まってから回転するのが速い。速い切り返しプラス回転も使っているので安定して飛んで曲がらないスイングです。ふた山目が小さい人はストレートボールをメインに、ドロー系もフェード系も打ち分けられるタイプです。ニュートラルな教科書通りの動きです。

石川遼プロ

変則的『ふた山型』

 
石川遼プロ
「もともと自分のスイング動画を見るとインパクト前後で腰が止まっているので、それでいいのかなって疑問に思っていました。これが正しいことがわかって良かったです。目から鱗でした。装着も簡単だし練習器具として優秀です。しかも、出ている数値は自分の意識や感覚と同じ。たぶんコーチでもわからないようなことなのに。僕の気持ちをわかってくれていて、びっくりしました」
アマチュアへのアドバイス
タイムやスピードよりふた山のカタチがカギ。腰を止めてくださいっていうのは難しいかもしれないけど、どこか別の部分をヘッドを走らせるために止めなきゃいけないんだって感覚がわかったら大幅な飛距離アップに繋がると思います。それが腰なんです。
花ヶ崎光広プロ
武藤プロに似ていますが石川プロのほうが止まるエネルギーが強いですね。波が深い=止まっている時間が長いということです。石川プロのようにふたつの山の高さがほぼ同じな『ツインタワー』のひとはドローヒッターです。止めて上半身の開きを押さえてヘッドを走らせる。左サイドの壁が強いですね。ただ、止めている時間が長いと当然腰には負担がかかります。石川プロは、しかもトップスピードの時間帯が長い独特のスイングです。普通はダウンで加速しながら左の壁に近づくにつれて減速するのですが、石川プロはスピードが落ちません。そのため、他で見たことのない波形になっているようです。

額賀辰徳プロ

タイムは速いがスピードが遅めの『ふた山型』
腰の回転よりも上半身のパワーで飛ばすタイプ。

 
額賀辰徳プロ
「下半身を鍛えればまだまだ僕には可能性があるってことですね。使い方も簡単だし、練習場でもコースでも、サクっとデータを取ってくれるのがいいですね。コースでもスロープレーにならないし。とにかく下半身という可能性を自分に与えてくれたので嬉しいです(笑)」
アマチュアへのアドバイス
山をしっかり作ること。飛距離だけでなくそれがインパクトゾーンのクラブの安定に繋がる気がします。
花ヶ崎光広プロ
回転ではなく、ダウンスイングでクラブシャフトをうまくしならせ、腕をうまく走らせて、切り返しの速さで飛ばすタイプです。アマチュアが真似するには難しいスイングです。

山脈型からひと山型へ~まずはひと山を目指す~

山脈型(台形)の人は、いきなりふた山を目指さず、まずはひと山を目指しましょう。山脈型は下半身がもともと止まっているので、まず回すことに集中します。腕だけでクラブを振る手打ちの人や、腰が左右にスウェイする人、リバースピポット(ギッタンバッコン)の人がこのタイプに属します。

バックスイングで右のおしり(右利きの場合)の上部に張りを出すことを目指しましょう。そこからお腹を回してダウンスイングしてください。腕で振り下ろさなくても大丈夫。お腹を回せば腰も回り、腕は自然に下りてきます。
練習法としては、バットやほうきなどの重たい物を振ること。その後に軽いクラブを振れば、スムーズにできるようになります。あとは、トップで1秒とめて下半身からおろす『ストップアンドゴー練習』がオススメです。

ひと山型からふた山型へ~「ふた山型」が理想の形~

ひと山の人は、腰の回転スピードの速いふた山を目指します。腰は回転しているもののスピードが遅すぎたり、効率的に腰を動かせていない、体重移動がスムーズにできていないなどがひと山の特徴です。だらだらと回り続けたり、ただクルっと回転するだけでは左の壁ができず、パワーを出しきることは不可能です。フォロースルーで体重が右サイドに残り、左脚だけ突っ張っているような人はこのカタチです。

ただし、闇雲に回転スピードを上げればいいというものではありません。スイング中、インパクトにかけて腰の回転が一瞬止まる、あるいは減速するように心がけましょう。腰の回転にブレーキをかけることによりヘッドが加速するのです。

回転を止めてヘッドを走らせる感覚は、プロや上級者なら自然に身についているものです。といっても、何を意識すればどこがどうなるのか、微妙な違いを知るには可視化するしかありません。これまでは感覚でなんとなくやるしかなかったものや、指導者ですら明確に説明できなかったものが、ヒップスピーダーの波形を見れば一目瞭然。素振りでもシャドースイングでも正確に計測するので、自宅でいろいろ試しながら理想のスイングに近づけることができて効率的です。

柔軟性と俊敏性が上がるストレッチ&トレーニング

ヒップスピーダーで問題点を知り、調整する前に大事なことがひとつあります。それは体そのものの可動域を広げることです。スイングに欠かせない柔軟性と俊敏性を養うためにストレッチを必ず行いましょう。

ブリッジで股関節を柔軟に

鼠蹊部を伸ばすストレッチ
お腹を地面につけて伸ばす。
腰痛持ちにもよし。

片足を前にして倒す

コースでもどこでもできるストレッチ
動きが悪いなと思ったときに。
右側がつまっていれば左足を前にして倒し右サイドを伸ばす。
目線は上に、お腹を少し出す。
スイングで回転できてないひとは右足を前にして左側を伸ばしましょう。

ワイパーストレッチ

インナーマッスルを刺激する
ワイパーの動きで足を外側に
回しましょう。
やりながらおしりのコリコリ動く
ところを探してみよう。
そこが股関節です。
腰を回せるようにするための
大切な準備です。

プロの実際のコメントを動画でチェック!

HIP SPEEDERはさらに細かい腰の動きを分析できる

HIP SPEEDERセットアップの流れ

アプリ使って分析しよう

「CMT-S10G HIP SPEEDER」を使用するには専用アプリ「EXILIM CONNECT FOR GOLF」が必要です。

(2画面再生には「EXILIM Analyzer for GOLF」が必要です)

Google Play™(Android™)またはApp Store(iOS)からアプリを検索するかhttp://casio.jp/dc/apps/にアクセスしてスマートフォンにアプリをインストールしてください。

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  • CASIO

商品スペック

商品の特徴
腰に付けてスイングするだけで、
自分のゴルフスイングを解析できるセンサー。
腰回転速度や波形を記録する「計測・データ表示モード」。
スイングを総合評価してポテンシャル飛距離・総合点を表示。
5ポイント間のスピードを自動で合わせての2画面比較再生。
【電源】専用リチウムイオン充電池(内蔵)
商品スペック
カシオ ゴルフ用ウェアラブルセンサー CMT-S10GSET 【2017年12月15日発売】
タイプ ショット・スイング練習
素材 本体:プラスチック(ガラス入りナイロン樹脂)
重さ 約31g
サイズバリエーション 幅4.3×長さ5.9×厚さ1.2cm
付属品 ウェアラブルセンサー用ベルトアタッチメント、
クリップアタッチメント、マイクロUSBケーブル、
クイックスタートガイド(保証書付き)、活用ガイド
製造国 本体:日本/ウェアラブルセンサー用ベルトアタッチメント:中国
注意事項
  • ・お取り寄せ商品の納期につきましては、メーカー・仕入れ先に在庫を確認後ご連絡いたします。
    当初の予定より実際の出荷までに日数を要する場合や、完売などによりご用意できない場合もございます。
    注文手続き完了後のご案内になりますので、あらかじめご了承ください。
  • ・CMT-S10GSETは、ウェアラブルセンサー「CMT-S10G」とウェアラブルセンサー用ベルトアタッチメント「CMA-1」のセット製品です。
  • ・HIP SPEEDER「CMT-S10GSET」を使用するには専用アプリ『EXILIM Connect for GOLF』、『EXILIM Analyzer for GOLF』をインストールしたスマートフォンが必要です。
  • ・お使いのスマートフォンの機種によっては動作しない場合があります。
  • ・アプリが対応しているOSのバージョンは、Google PlayおよびApp Storeで確認してください。
  • ・アプリの動作および動作環境は、予告なしで変更される場合があります。
  • ・電化製品は商品の特性上、通電後には返品・交換をお受けできません。通電後、商品に関する技術的なお問い合わせがございましたら、まずはメーカーのお客様センターへ直接お問い合わせください。
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