「マネジメント次第でスコアは5打以上縮まると言われて、距離計を使い始めました」と語るのは、「COOLSHOT 40i」ユーザーのアマチュアゴルファー前川正寿さんだ。現行モデルに使いにくさを感じたことはないというが、「COOLSHOT 80i VR」にどんな印象を持つだろうか。
コースで早速使ってもらうと、「ケタ違いに測りやすいですね!」と驚きの声を上げた。その理由は世界初の光学式VR(手ブレ補正)にある。レーザー距離計を使ったことがあるゴルファーなら、手がブレて対象物までの距離を測るのにストレスを感じた経験があるはずだ。しかし、「手がブレているのに、覗き込んでいるレンズの中はゆっくり動いているんです」と前川さん。
手ブレ補正機能のメリットは随所で感じたようだが、そのひとつがクロスバンカーの計測だ。
例えば6番ホール(パー5)のティショット。左サイドの大きなバンカーの右が狙いどころになる。「クロスバンカーはフラットな形状の場合が多く、今までの距離計はバンカー手前と奥までの距離が測りづらいことがあったんです。でも『COOLSHOT 80i VR』は手ブレ補正があるおかげで、ピンポイントで測れます。だから何ヤードでバンカーに入るのか、何ヤード打てばバンカーを越えられるのかがちゃんと把握できるんです」。
使って気になるポイントまでの距離を把握することで、心理的なプレッシャーを軽減することもできます。

「自分の感覚では、今使っているモデルの1/4くらいの時間で距離を計測できている気がします」と前川さん。使用時にストレスをまったく感じないため、どんなシーンでも積極的に距離計を使おうと思えるようになったそうだ。「今までは両ヒジを固定し、両手で持って計ることが多かったのですが、『COOLSHOT 80i VR』は片手でもスムーズに測れます。
例えば、後続組が迫っている時やヤード表示の杭の近くにボールがあって距離がなんとなく把握できる時。そんなシーンでは『測らなくていいかな……』と思って打つこともあったんです。でもそんな時に限って、スイング中に不安がよぎってミスしたりするんですよね(笑)」。
「計測時間の短縮を前川さんが感じた理由は、実は手ブレ補正機能以外にもある。計測可能距離のアップだ。現行モデル650Yに対し、『COOLSHOT 80i VR』はなんと1000Y。実際1000Yを計ることはないが、遠くまで測れる性能があることで、近い距離の計測がスムーズに行える。
また、対象物を計測できたことを丸印で表示する<LOCKED ON TECHNOLOGY>機能も追加されたことも時短のポイントだろう。使い勝手の良さから、ショートホールでの計測の仕方も変わったそうだ。前川さんは、17番(パー3)ホールでグリーン左右、手前、奥まで、手前と奥のバンカーまでなど、あらゆる距離を計測。
「今までならショートホールはピンまでの距離までしか測りませんでした。でもこれだけサクサク測れるから、いろんな地点までの距離を調べられます。より鮮明なイメージでショットが打てるのでミスが減りそうです」。
最終18番ホールは右ドッグレッグのパー4。右ドッグレッグのホールをクロスするように大きな池が横たわる複雑なレイアウトだ。
最短距離で攻めるならティショットで右サイドの林のラインに打ち出していくルート、確実に進むなら池の左のフェアウェイをキープし、2打目で池越えショットを打つルートが考えられる。
季美の森GCを初めてラウンドする前川さんは、最初にティグラウンドに立った時、どちらのルートで攻めるかイメージが浮かばなかったようだ。「特にセルフプレーのとき、このホールのようにティショットを“点”で攻めなければいけないシチュエーションでは計測器は役立ちますね。各ポイントを計測し、自分の飛距離と照らし合わせていると攻略ルートが見えてくるんです」。
前川さんは、『COOLSHOT 80i VR』を駆使し池の左サイドのフェアウェイから攻めるとルートを弾き出した。ドライバーの飛距離では池まで届く可能性があるため、フェアウェイウッドを選択。ティショットをイメージ通りに打った前川さんは、2打目の池越えショットも成功してパーオン。難しいホールでパーをセーブしてフィニッシュした。
「計測器を使うようになってから、コースマネジメントの意識はもちろん、自分の正確な飛距離も把握できるようになりました」と満足気に話す前川さん。『COOLSHOT 80i VR』はゴルファーのレベルアップに確実に貢献してくれるはずだ。