最新ツアーウェッジ フォーティーン RM-22 性能のすべてを検証する

最高度のツアーテクニックを引き出すモデル別ブレード×専用ソール設計

どんな状況からでも、弾道とスピンをコントロールしてピンに寄せていく。
そんなツアープロのハイテクニックをあますことなく引き出すために、
フォーティーンの最新ウェッジ『RM-22』は作り出された。
新たに取り入れられたモデル別ブレードと専用ソール設計によって、
これまで以上に高い精度のアプローチショットが
プロはもちろん、誰にでも打てるという。
金谷多一郎プロにその先進の高機能ウェッジを試打してもらい、
性能と特徴を検証してもらった。

金谷多一郎プロ (かなたに・たいちろう)

OVERVIEW

ウェッジはそのロフト、モデルにより求められる機能は異なるものだ。そこで『RM‐22』では、モデルごとに異なるブレード形状、ソール形状により各モデルがベストパフォーマンスを発揮するよう設計されている。

50°〜58°のミドルからハイロフトモデルには『リバースマッスル・ブレード×リッジソール』。56°、58°、60°のハイロフトモデルには『ミドルマッスル・ブレード×デルタソール』。また、ツアーでトレンドとなっている41°、44°、47°のローロフトウェッジは『Wリバースマッスル・ブレード×レギュラーソール』という専用設計。

個々のプレーヤーによってイメージや打ち方が大きく異なるウェッジのメインロフトの56°と58°にはプレーヤー自身が選べるよう2タイプのモデルが用意されている。

金谷多一郎プロにはモデル毎の性能と、それにマッチするゴルファーのタイプを教えてもらった。

フォーティーン RM-22をモデル別に試打検証

リバースマッスル・ブレード x リッジ・ソール

対応力が高く、技を活かした安定したアプローチが打てる

ブレード上部に厚みを持たせることによって、安定感とスピン性能を高めているのがフォーティーン独自のリバースマッスル・ブレードです。それに組み合わされているリッジ・ソールは、リーディングエッジ寄りにストレートな尾根を持つソール形状をしています。幅が狭くて厚みのあるフロントソールは、やさしさと打ちやすさで人気の『C030ウェッジ』のフロントソールと同様の機能を備えたもの。このフロントソールとなだらかなラウンド形状のバックソールの相乗効果によって、ライをしっかりと受け止め地面に刺さることなく、気持ちよく抜けていく安定したアプローチが打てます。スピンもよく掛かりますね。

バンカーショットでは、クラブなりにスクエアに構えて打っても、ソールがスパッと砂を弾いてくれてラクにボールを出すことができます。また、やさしさが感じられるだけでなく、ツアーモデルらしく狙っていける対応力も備わっています。これもリッジ・ソールの効果でしょう。

いろんなライから試打してみましたが、このモデルはツアーウェッジらしいシャープさを持ちながら、プロ専用の難しいウェッジというわけではありません。アプローチに安定感と安心感を得ながら、自分の技も活かしたい。そんなゴルファーにとって最適なモデルです。

ミドルマッスル・ブレード x デルタ・ソール

フェースを開きやすく多彩なテクニックで狙える

今回、フォーティーンが新開発したブレード形状がミドルマッスル・ブレードです。打点後方のブレードセンター部に厚みを持たせる設計になっていて、これによってフェースの操作性が高まり、インテンショナルなショットを打ちやすくなっています。そこに組み合わされているソール形状が、専用に新開発されたデルタ・ソール。ソールのトップ部からヒールにかけて三角形状に絞り込まれていて、ヒール後部が大きく斜めにカットされているのが特徴です。

ロブショットを打ちたい状況でフェースを大きく開いて構えても、デルタ・ソールのおかげでヒール側のバウンスが邪魔にならず、ヘッドの据わりがとてもいい。インパクトではボールの下にリーディングエッジが滑り込んで、意図したとおりの高い球でピンの真上からボールを落とすことができました。

アプローチでフェースを開いて打つことが多く、多彩なショットを打ち分けるタイプのゴルファーには、このモデルはベストチョイスになるでしょう。プロゴルファーは、バンカーでフェースを大きく開くことでソールを活かして打ちますが、このモデルはそういったバンカーショットも打ちやすく作られています。

ローロフトウェッジ Wリバースマッスル・ブレード x レギュラー・ソール

ローロフトウェッジ

アイアンの安定性とウェッジの対応力を両立

ローロフトウェッジに採用されているWリバースマッスル・ブレードは、安定性の高さで評価を得ている『DJ-22ウェッジ』でも採用されているブレードの形状です。ブレードの上部方向だけでなく、ネックからトゥ方向にかけて厚みを持たせた設計によって、コントロールショットはもちろん、フルショット時にも高い安定性を得られるのが最大の長所です。

組み合わされるレギュラー・ソールは、どんなショットにも高い対応力を発揮する形状。実際に同じ距離からPWや9Iと打ち比べてみると、ローロフト・ウェッジを使ったほうがコントロール性に優れていて、ラフからでも安定したスピン量のショットを打つことができました。

ここ数年、PGAツアーではローロフトのウェッジをセットに取り入れて使う選手が増えています。それは難しいコースセッティングのなかで、1ヤード刻みを打ち分けるシビアなコントロール性が求められているからです。PWや9Iの距離からも、縦の距離感を合わせて、もっと精度の高いショットを打ちたい。そう思っているゴルファーには、ローロフトのウェッジが強い味方になってくれるでしょう。

アイアンの安定性とウェッジの対応力を両立

アイアンの安定性とウェッジの対応力を両立

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『RM-22』

技が活きる。技を生かす。最高度のツアーテクニックを引き出す『RM-22』誕生

SPEC

ヘッド:
鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼(鏡面ミーリングフェース)
仕上げ:
ニッケルクロムメッキ・パールサテン仕上げ[4月23日発売]
※左用 5月27日発売
シャフト:
1DYNAMIC GOLDスチールシャフト(WEDGE/132g)
2N.S.PRO 950GH HTスチールシャフト(WEDGE/98g)

ノーメッキ・マットブラック仕上げモデル

[5月14日発売]

表面に特殊窒化処理を施すことで、
ノーメッキでも錆びにくく、光の反射を抑え、
引き締まったイメージをもたらします。

スペック一覧