


待ちに待ったラウンド! 目的地のアバイディング・クラブ・ゴルフ・ソサイエティは都心からアクアラインを経て新しく延びた圏央道を通ればあっという間に到着するから便利。19世紀に建てられた英国のオールドハウスを移築したクラブハウスは、いつ見ても素敵で大好きなんだけど、英国つながりということもあって、今日彼が乗ってきたレンジローバーが車寄せに入ると、なんだか英国の片田舎にいるみたいな気分になってくる。おっと今日はエスコートまでしてくれるのね。彼をいつも以上に紳士にしてくれたのはクラブハウスの雰囲気かな、それともレンジローバーの上品さかな(笑)。
車寄せにレンジローバーを停めると、彼女がいきなり写メを撮り始めた。ちょっと恥ずかしいけど、久々のツーサムでのラウンドだからはしゃいでいるのかな。確かにレンジローバーは英国の雰囲気を強く漂わせるクルマだ。控えめななかに実は強烈な個性が盛り込まれている。前モデルと見た目はそんなに変わらないようでいて、数百キロもの軽量化が図られていたり、エレガントなデザインにもかかわらず、900mmの水深を走行可能だったり……。この世代から高効率の3リッターV6スーパーチャージドエンジンが採用され、アイドリングストップも備わるので、まずまずの実用燃費を得られるのもうれしい。



高い着座位置から見下ろしながら運転できるコマンドポジションは、数台前の状況を把握できることもあって疲労を減らしてくれる。加えて、エアサスがどんな道路状況でも快適な乗り心地を提供してくれるので長距離走行はレンジの得意分野のひとつと言える。担当のセールスパーソンは「ライバルはラグジュアリーサルーンです」と言っていた意味が今ではよくわかる。
レンジローバーはラゲッジ容量がたっぷりあるから、キャディバッグなら3~4個は無造作に入れられるし、たまにやるオートキャンプでも大荷物を飲み込んでくれる。冬場、スキー場への往復はレンジローバーが最も真価を発揮する。特別な運転はいらない。テレイン・レスポンスをオートにしておけば、クルマが路面をセンシングして自動的に最適なモードで走行してくれる。まさに至れり尽くせり。僕にとってこいつは最高のバトラーだ。
スタート時刻が迫ってきた。今日こそは名匠デズモンド・ミュアヘッドが自然の景観を生かして設計したコースを攻略したい。もちろん、彼女のケアも忘れないようにしないとね。
「行こうか!」
「うん、行こう!」
RANGE ROVER 3.0 V6 Supercharged Vogue
¥12,650,000(車両本体価格)
2,994cc V6 スーパーチャージャー付 最高出力340ps/6,500rpm
全長5,005mmx全幅1,985mmx全高1,865mm
レンジローバー:¥12,650,000~¥18,100,000 http://rangerover.landrover.com/jp/ja/
撮影協力/ | アバイディングクラブゴルフソサエティ スイング碑文谷 |
撮影用具協力/ | CALLAWAY |
アパレル協力/ | CALLAWAY APPAREL(メンズ服) PEARLY GATES(レディス服) |