
1960年生まれ。埼玉県熊谷市出身。
中学1年からゴルフを始め、77年の全日本ジュニア優勝などの活躍を経て79年プロ入り。現在はトーナメント解説やアマチュアへの指導などに取り組み、多岐に渡って活躍している。
今ゴルフ界で最も注目を集めていると言っても過言ではないアキラのクラブ。2010年に発売された前作「ADR-Premium」は、やさしく飛ばせるクラブとして人気を博したが、今回の「New ADR-Premiumシリーズ」は前作をさらに上回る性能を搭載している。
今回は、前モデルから使用している生駒佳与子プロに試打してもらい、その性能を評価してもらった。
「私もそうですが、年齢を重ねるごとに筋力は衰えて、昔と同じスイングはどうしてもできなくなってきます。それを認めずに、難しいクラブを使い続けることは、スイング自体を崩します。今はクラブがそれを補ってくれる時代です。今回の新しいADR-Premiumは間違いなくそれを実現してくれるクラブです。きっとみなさんのゴルフを楽にしてくれるはずです」—生駒プロー
「まず構えたときに感じたのが顔の良さですね。前のモデルも顔は良かったのですが、今回のモデルはさらに安心感があり、第一印象が非常に良かったですね。アマチュアの方にもクラブ選びのアドバイスをするときに、まずは第一印象が大事だということを伝えます。どんなに良い性能のクラブでも使う人が少しでも違和感を持てば、それはスイングを崩す原因になってしまいます」
「打感に関しては、弾く感じはあるのですが、だからといって右に飛び出す感じはなく、しっかりとつかまってくれるのがいいですね。フェース面に乗っている感じがあるので、ボールをコントロールしやすいんです。左右の曲がりが本当に少ないクラブですね。また、自分が思っているラインに打ち出すことができて、弾道の高さもイメージ通り。前に行く感じがあって、飛距離も出ていました」
「シャフトに関しては、インパクトからフォローにかけてヘッドを加速させてくれる感じがありました。体の筋肉が硬くなり、回転自体がしにくくなってくると、ヘッドスピードは必然的に落ちます。それを補ってくれているのは間違いなくシャフトの性能です。それが筋力が落ちるとフェース面を返す動きができなくなる。今回の新しいシャフトは腕力が無くてもフェースを返す動きを入れることができるのです」。
「とても強い球が出ますフェアウェイウッドは2つに別れると思うんです3番ウッドのように飛距離を重視するものと、5番や7番のように、方向性に加えて、ある程度グリーン上で止めることを目的をするものです。今回のモデルは、そのそれぞれの役割をしっかりと果たしてくれるクラブだと感じました。
私も飛距離が出るタイプではないので、フェアウェイウッドでグリーンを狙うことが多いのですが、ラインを出しやすく、ターゲットをしっかり狙っていけるフェアウェイウッドですね。あと印象的だったのが3番ウッドが、地面から打ってもしっかり高さを出せることですね。通常、3番ウッドを打ちこなすにはある程度のヘッドスピードが必要になるので、諦めているアマチュアの方も多いと思いますが、今回のモデルなら、きっと使いこなせると思います。シャフトとヘッドのマッチングが本当によく考えられている証拠。狭いホールのティショットや距離の長いパー3で大きな武器になりそうです」
「スクエアに構えやすいアイアンですね。その要因になっているのがフェース面です。フェース面が大きいんですが、しっかり締まった感じに見えて、違和感を感じるほど大きくは見えないんです。また、ターゲットラインに対してスクエアにヘッドをセットしやすいのがいいですね。構えた時の構えやすさは、クラブにとって最も重要な部分で、このアイアンは、少しグースネックになっているのに、それを感じさせない工夫がされています。
前のモデルもグースになっていましたが、今回のモデルは、それよりもさらにスクエアに構えやすくなっています。グースが嫌だなと感じていた人も抵抗なく使えるのではないでしょうか。飛距離に関しても、高く上がり、キャリーも伸びていました。飛距離が出るということは、安心感にもつながり、振らなくなるのでスイングが良くなる傾向があります」
「番手毎に専用設計がされているのが特徴で、特にヘッドが大きくなった分引っかけが出やすくなっています。そこで役立っているのがこのウエイトシステムで、引っかけがでないようにトゥ・ヒール部分にウェイトを配しているのです。ショートアイアンはグリーンというよりもピンを狙うショットなので、引っかからないという安心感はなによりも大きな武器と言えるでしょう」
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