セットアップ時に視覚から伝わる心地よく安心感のある435cm3ヘッド。クラブの操作性に加えて、スイングの集中力を高める。刺々(とげとげ)しさはなく、プレッシャーを感じさせない適度に丸みを帯びたシルエットは、良い意味での鈍感さが、プレーヤーの心の奥底に眠る挑戦意欲を呼び覚まし、“叩きたい”という力強いイメージを持たせてくれる。
軽量化したフェイスはより深い重心深度を実現するだけではなく、独特の乾いたアスリート好みの「打球音」を実現。その音とシンクロする「打球感」は、敏感に伝わる確かな手応えへと通じ、アスリートが求める“分厚いインパクトフィール”を体感できる。
シャローなフェイス厚ながら、わずかに丸みを持たせたクラウンがやさし過ぎない印象を与える。ネックからヘッド後方へかけてのすっきりとした曲線が違和感のない“顔”を演出。構えやすさ・ターゲットへの集中力に、全く妨げる要素は見つからない。アスリートの感性に訴えかけるアドレスアングルである。
「Rayフェアウェイ」から自然な流れをくむヘッド形状で、癖のない仕上がり。丸みを帯びたフェイス上部とクラウンとの境界面が構えた時に安心感を与え、洋ナシ形状を思わせるネックからの立ち上がりはボールをつかまえるイメージを持たせている。洗練と鈍感を併せ持った顔立ちである。