最終更新日 2007年5月17日

Watch特集 GOLD Vol.01 07/05.17 「腕時計の聖地、スイスへ」〜バーゼルワールド&ジュネーブサロンにて、世界の名だたる腕時計ブランドの最前線を追う〜第1回「2007年 バーゼルワールド最新レポート」

バーゼルワールドとは?

[写真] バーゼル ワールド会場イメージいわずと知れた機械式腕時計の聖地、スイス。
 毎春、フランスとドイツの国境に面した商業都市バーゼルで、腕時計と宝飾品の見本市が催される。世界最大級といわれる会場には、世界の名だたる時計ブランドがブースを設置し、未発表の最新作が鮮烈なデビューを飾る。多くのブランドにとって、ここでの受注本数が今後1年の売り上げを左右させてしまうという。まさに社運をかけた、尽力のショーなのだ。
 世界中のバイヤーやマスコミ関係者だけでなく、一般客の入場も許可されており、商談に情報収集にと、汗を流して忙しく歩き回っている姿があちこちで見られる。 そんな活気ある腕時計の最前線より、新作情報をお届けする。

BRAND FEATURE パテック フィリップ社 CEO. Thierry Stern氏へインタビュー

[写真] バーゼル ワールド会場イメージ バーゼルワールドの会場で、真っ先に赴いたのは、時計史に数々の偉業を残す頂上ブランド、パテック フィリップのブース。CEOであるThierry Stern氏に、今年度の新作について訊いた。

――今回、最も注目すべき新作はどのモデルでしょうか?
まずは、ノーチラスでしょう。(※パテック フィリップ新作・左)昨年発表されて話題になったラージサイズモデルに、イエロー、ホワイト、ローズゴールドの3モデルが新たに加わりました。
クロノメトロ・ゴンドーロ(※パテック フィリップ新作・右)も自信作ですね。約80年ぶりにリリースされたトノー型のモデルには、新開発のレクタンギュラー型ムーブメントを搭載しています。文字盤には、ギョウシェ彫りという極めて精緻な細工が職人の手作業によって施されています。ほら、たいへん美しい時計に仕上がっているでしょう?

[写真] Thierry Stern氏 ――2007年の新作発表により、これまでのパテックに何か新しい変化をもたらしましたか?
いいえ、ブランドの本質には、何ら変化はありません。そうですね、例えていうなら……。トレンドであっても、我々は必要以上に大きなケースの時計を発表することはないでしょう。6ヶ月間着けたら飽きてしまうようなモデルではなく、60年間着けたいと思えるような時計を造り続けること。それこそがパテック フィリップのスタイルだからです。

――今後のパテックは、どのような方向に進んでいくのでしょうか?
さらなるレディースラインの充実に向けて、プロジェクトがすでに始動しています。もちろん、我々が充分に納得するパーフェクトなクオリティーとデザインに仕上るまでは、市場に発表しないつもりですが……。こうした妥協を一切許さない姿勢に、カスタマーからも厚い信頼を寄せていただいているのですから。

今回のバーゼルワールドでは、あらゆるブランドから競うようにして<グランドコンプリケーション>と呼ばれる、超複雑機能を搭載した新作モデルが発表された。そんな中で、パテック フィリップのシンプルな2針モデルはかえって新鮮な印象すら受ける。目先のトレンドのみにとらわれず、時が経っても古びない、格調高き時計を造り続ける老舗ブランドの「本気」を垣間見た気がした。

パテック フィリップ 新作
[写真] ノーチラス PATEK PHILIPPE
ノーチラス
Ref.5711G-001
材質:18金イエローゴールド
[写真] クロノメトロ・ゴンドーロ PATEK PHILIPPE
クロノメトロ・ゴンドーロ
Ref.5098
材質:プラチナ950

バーゼルワールド発表、最新モデルを紹介

[写真] ミルガウス Ref.116400 GV 耐磁機構を備えた、伝説のミルガウスがここに蘇る ROLEX
ミルガウス Ref.116400 GV
材質:ステンレススチール
昨年業界の話題をさらった、フライングBに新作が登場BREITLING for BENTLEY
ベントレー フライングB クロノグラフ
材質:ステンレススチール
[写真] ベントレー フライングB クロノグラフ
[写真] ビッグ・バン キング ビッグ・バンに初のダイバーズウォッチが誕生 HUBLOT
ビッグ・バン キング
材質:パラジウム
トゥールビヨンの本家、ブレゲより珠玉の一本BREGUET
クラシック・メシドール・トゥールビヨン
材質:18金ピンクゴールド
[写真] クラシック・メシドール・トゥールビヨン

世界のプロフェッショナルに訊く、最新腕時計事情

[写真] Guido Kessler氏Guido Kessler氏 (ドイツ)
世界21都市に店舗を構える、老舗高級腕時計店<WEMPE>のバイヤー。

最新の腕時計情報の収集と、商談のためにバーゼルワールドへとやってきました。ロレックス、パテックなどの発注をする予定です。次に注目しているブランドは、クエルボ・イ・ソブリノス・ハバナ<=CUERVO Y SOBRINOS HABANA LLC 1882>かな。これからアポイントメントを取って、商談してみるつもりだよ。

[写真] Jean- Francois Le Bouillonnec 氏 Milene Borrel 氏(フランス)
フランス最大級のデパートメント、<PRINTEMPS>のバイヤー。

今年の新作モデルはどれも素晴らしいわ! 素材の傾向としては・・・そうね。ハイエンドブランドも、そうでないブランドも、それぞれの価格帯でダイヤモンドを施した美しい時計を発表していたことかしら。私もたくさん発注してきたわ。ピアジェでは合計130ctものダイヤを使った時計があったの! ブレスも全部ダイヤで、すばらしく美しかった。

[写真] Milene Borrel 氏 Jean- Francois Le Bouillonnec 氏(フランス)
フランス最大級のデパートメント、<PRINTEMPS>のバイヤー。

注目のブランド? ひとつには絞れないよ! ほとんどのブランドで、ダイナミックかつユニークなデザインのものがリリースされていたからね。オメガのバーゼル発表のモデルはどれも面白いし、ブライトリング、シャネルなども良かった。SIHHも行ったけど、好きなのはIWCの新型のダ・ヴィンチかな。トノー型のケースがとても魅力的だったよ!

[写真] 古市 聖一郎 氏古市 聖一郎 氏 (日本)
岡山県で12店舗の正規腕時計販売店を構える、<トミヤコーポレーション>のバイヤー。

今年のブライトリングは、どれもすばらしい! 高額系のラインナップや、スーパーオーシャンなど、人気が出そうなモデルばかりでした。そして、今年の腕時計のトレンドカラーは、何といってもブラウンでしょう。ブライトリングだけじゃなく、オメガやウブロなど、各ブランドからブラウン系の文字盤がたくさんリリースされており、要注目です。

高級腕時計市場は今、とても元気である。特に機械式腕時計産業を牽引するスイス製腕時計の輸出額は、3年連続記録を更新し続けているという。そんな好景気の折に開催された2007年バーゼルワールドは、どこか「勝気」ともいえる新作の顔ぶれが印象的だった。機械技術を総結集させた複雑式、セラミックやパラジウムなどの珍しい素材を使ったケース、そして贅沢に宝石をあしらった文字盤……。それらがあっと驚くような、大胆なデザインと色使いで表現されていたのである。注目すべき点はそれだけではない。パーツの仕上げなどディテールに至る部分の技術レベルは、数年前より格段に研ぎ澄まされてきている。
大胆な遊び心と、妥協を許さぬ物造りの精神とがひとつになって造り出された“ウォッチ・トレンド”から、当分目が離せそうにない。

Presented by Gressive
Gressive

Gressiveは、腕時計を愛する人のための情報ポータルサイトです。
バーゼルワールド最新腕時計レポートの続きは、Gressiveのサイトで配信予定。
http://www.gressive.jp/

GO TOP

過去の特集・連載記事

アイテム

RSS

毎月当る!プレゼント&新着情報

新しいゴルフスタイルはここからはじまる

スタイルウーマン これからの女性はゴルフでジブンを磨く。


Style-GOLDStyle-Neo AthleteStyle-Woman