ヤマハ株式会社 代表取締役社長 梅村充さん

ゴルフ界でも存在感

’07ツアー賞金王・谷口徹が選んだ「inpresX」シリーズ

今年の4月に“復活”する「ヤマハ レディス オープン 葛城」

当社は、ゴルフの分野では、「inpres」ブランドのゴルフ用品製造販売だけでなく「葛城ゴルフ倶楽部(静岡県袋井市)」というコースを運営しています。名匠と謳われる設計家・井上誠一さんの手による素晴らしいコースです。心豊かな生活に貢献したいというのが、当社の理念ですから、主に音楽が中心なのですけど「癒す」とか「心の豊かさ」ということが、我々が貢献できる分野だろうと思っています。
ゴルフの世界もやはり、「癒す」とか「心の豊かさ」そういうことを叶えてくれるひとつの世界であって、音、音楽とは必ずしも直接的には合致しませんけれども、心豊かな生活ということについては、当社としての提案ができると考えています。そこで、井上さんの晩年の作である葛城ゴルフ倶楽部で、ゴルフカートの製造でゴルフ分野に関わってる兄弟会社のヤマハ発動機株式会社と共催して、16年前まで8年間やっていたレディス・トーナメントを「ヤマハ レディス オープン 葛城」と銘打って今年復活させることにしたのです(4月4日〜6日)。

名匠・井上誠一設計の葛城ゴルフ倶楽部を活用

リゾート施設を全国6箇所で展開していましたが、葛城ゴルフ倶楽部と掛川にある「つま恋」の2つを残して昨年秋までに整理しました。残した葛城ゴルフ倶楽部がトーナメント開催により1級のコースであることを皆さんに広く知っていただき、同時に静岡県の西部では現在トーナメントの開催がないことから地域活性化にもお役に立ちたいというのが、開催の主眼です。
葛城ゴルフ倶楽部でトーナメントを続けていく中で若手の育成や地域の子供たちへのゴルフ普及など活動の裾野を広げていきたいとも考えています。当社でできることは限られてはいますが、静岡県の西部で少しずつでも活動を続けていきたいということで、葛城ゴルフ倶楽部所属の藤田寛之プロのレッスンプロの佐藤芳行プロコーチ、彼は沼津に住んでいたのですが、彼にはもう一度静岡県西部に引っ越してきてもらって女子プロの育成に取り組んでいただく。同時に、まあ、これは藤田プロもそうだし、もしかしたら谷口プロにも時間があれば付き合ってもらえるかもしれませんが、地域の子供たちとゴルフキャンプをやるとか、いっぺんにはできないでしょうが、少しずつ、そういう活動を企画していきたいなと考えています。

梅村 充

梅村 充 (うめむら みつる)
75年/東大文学部卒
75年/日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ株式会社)
00年/ヤマハコーポレーションオブアメリカ社長
01年/ヤマハ株式会社執行役員
06年/同 常務取締役
07年/同 代表取締役社長
歴史ものの読書が余暇の楽しみの一つ。ゴルフ、音楽関係のイベント、サンタの散歩が休日の楽しみという。家族は2人の子供が独立し、妻・敬子さんと2人暮らし。


YAMAHAが誇る人気ブランドinpresX 4.6D
ドライバー独自のXフェースは前モデルよりさらに7%も反発エリアを拡大。梅村社長も扱いやすさを実感しているという。

inpresブランドを核に女性、高級モデル展開を狙う

「inpres」は、おかげ様でゴルファーの方にたいへん評価していただいていますが、現状のポジションは、エクゼクティブを主に対象にしたクラブというところです。ゴルフクラブでは、製品の幅も、入門者用というところからは持っていませんし、最高級品も持っていません。中・高級といいましょうか、そのエリアだけで展開しています。

ヤマハは、ピアノにしても、シンセサイザーにしても、ある程度ポジションを認知していただいた上で、そのイメージで少しずつ裾野を広げるという展開手法をとっています。ゴルフも基本的に、まず良いブランドイメージを築くということに専心していきます。いまは、まだそういうステージだと思っています。

現時点での「次の一手」は、女性用の「inpres C's(シーズ)」です。やはり、女性ゴルファーでも同様な対象層で伸ばしていきたい。それから、できれば高級モデルというところにチャレンジしたいとも考えています。ということで、必ずしもどんどんエントリーの方に降りていこうというつもりは、今のところありません。