ドラコン世界王者の飛距離はやっぱりスゴかった  2013.12.12 公開

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じぇ!じぇ!じぇ!ジェイミー!!!ドラコン世界王者の飛距離はやっぱりスゴかった

じぇ!じぇ!じぇ!ジェイミー!!!ドラコン世界王者の飛距離はやっぱりスゴかった

  • ほとんどミドルホール
  • ワンオンまであとわずか
  • 世界王者が意地のチャレンジ

ジェイミー・サドロウスキー

JAMIE SADLOWSKI/
ジェイミー・サドロウスキー

1988年7月7日生まれ、カナダ・アルバータ州セントポール出身。身長180cm、体重74.8kg。3歳からゴルフとアイスホッケーを始める。アイスホッケーは左打ちで、ゴルフは、「左用クラブがあまりなかった」ため、右打ちに。ただし13歳までゴルフは、「ホッケーのように、構えたときに左手を下、右手を上にするクロスハンドで右打ち」をしていた。結果、ホッケーの左打ちと、クロスハンドによって、「両手が強くなり、手首の柔軟性も上がって、より飛ばせるようになった」という。15歳からドラコン競技に出場。2005、2006年に世界ロングドライブジュニア選手権で優勝。2008、2009年には、世界ロングドライブ選手権を連覇。自己ベストの飛距離は2013年に記録した475ヤード。

左から焼山さん、サドロウスキー、谷口さん、佐久間さん

左から焼山さん、サドロウスキー、谷口さん、佐久間さん。こう見ると、サドロウスキーの体格が、ものすごく大きいわけではないことがよくわかる。なのに、あのスイングと飛距離。本当に驚かされる

「ジェイミー3番勝負」対決の概要

今回、サドロウスキーがゴルフ場で取材をさせてくれるというので考えたのが、アマチュア3人との飛距離対決。単純に、彼の飛ばしっぷりをそのままレポートするのもいいが、それ以上に、実際にアマチュアの方に間近でプレーしてもらい、比べてもらって、その驚きぶりをレポートしたほうが、より彼のすごさが伝わるだろうからだ。場所は千葉県成田市の成田ゴルフ倶楽部、10番パー5、11番パー4、12番パー3の3ホール。参戦してくれたのは、宮城県仙台市の佐久間誠一さん、千葉県柏市の焼山恭克さん、兵庫県神戸市の谷口龍祐さん。いずれもドライバー飛距離が280ヤード前後を誇る、飛距離自慢の上級者3人だ。なかでも谷口さんは、以前から動画なども見ていたという、サドロウスキーの大ファン。この日のために、キャロウェイのキャディバッグを購入(!)してきたほどである。

ドライバーの練習はしないようにお願いするも「逆効果」に!

まずは、練習場でウォーミングアップ。3人のアマチュアが気持ちよくドライバーを打っている一方、サドロウスキーにはせっかくなので、最初のホールの前にドライバーショットをアマチュアの方々に見せないよう、練習場ではドライバーを打たないことをお願いした。
しかし残念ながらと言おうか、これが仇に。われわれの注文通り、サンドウェッジから軽く打ちはじめたサドロウスキーだが、持つクラブを18度のユーティリティに替えたとたん、アマチュア3人からは、思わず「ははは」という、あきれた感じの笑いが……。

ジェイミー・サドロウスキー

ドライバーは打っていないのに、もうびっくり!しかも練習場のボールであれだけ飛ばすとは!(写真は6番アイアン)

18度のユーティリティでサドロウスキーの飛距離は315ヤード。
普通にラウンドするなら、もうドライバーはいらない?

ユーティリティで衝撃が倍増!

「あまりもう見ないほうがいいね。スゲー、ヤバいっすね。参りました」(佐久間さん)
「ボールが落ちてこない。ユーティリティでしょ?全然、想像を超えてました」(焼山さん)
正確にはわからないが、サドロウスキーの打つボールは、先ほどまで3人が打っていたドライバーと飛距離が同じか、それ以上に飛んでいそう。彼のユーティリティの飛距離は315ヤードというから、それも当然か。加えて、スイングスピードもボール初速も半端なく、弾道もとてもユーティリティとは思えない。さらに、キャロウェイの方いわく、「人工芝なので、手首を痛めないよう、そんなに強くは打ってないですね」。ユーティリティだったために余計、アマチュア3人への衝撃も増加。こんなことなら、普通にドライバーを打ってもらったほうがよかったのかも……。

ジェイミーにはほとんどミドルホール ただしアマチュアも全員パーで対抗!

谷口さん
谷口さんが先陣を切ってティーショットするも緊張からか、右に。しかし結果的には、4打目をバンカーからうまく寄せ、パー
佐久間さん
佐久間さんが2番手。見事、278ヤードを飛ばした。グリーン手前から3打目を1.8mにつけ、バーディーチャンスだったが……
焼山さん
焼山さんはフェアウェイに行ったものの、当たりが本来のものではなかった。だが、4打目を60cmまで寄せて、楽々パー

最初のパー5では、どう番手が違ってくるかなど、攻め方の差を見るために、4人には普通にラウンドしてもらうことに。だが、すでに練習場で、「この世のものとは思えないようなもの」を見たために集中ができなかったのか、谷口さんと焼山さんはティーショットをミス。佐久間さんだけ1人、気を吐き、278ヤードを飛ばして左のラフへ。
一方のサドロウスキーは、ここではドラコン用ドライバーではなく、普通のラウンド用ドライバーで、本日初めてのドライバーショット。アゲインストの中、本人は、「ヒールでスピンが多すぎるかもしれない」とのことだったが、放たれてすぐに視界から消えるような、高速の高い弾道で、見事347ヤード先のフェアウェイをヒット。しかも、着地点にいた取材スタッフによると、「ほぼランはなし」。先ほどの練習場で、その驚きの飛びを体験済みにもかかわらず、やはり3人に与えるインパクトは強烈だった。
「ケタ違いですね。これでも本人は納得がいってないようですからね。本当に当たったらヤバいですね」(谷口さん)
「なんであんなに飛ぶんですかね。クラブが何か違う?と思うくらい(笑)」(焼山さん)。
「もう言葉がないです。飛距離といい、弾道といい、体もそんなに大きくないのに。あんなに距離が出たら、ゴルフが楽でしょうね。パー5じゃないですもんね」(佐久間さん)

佐久間さんの言葉どおり、佐久間さんが2打目を3Wで打って、グリーン手前まで運んだのに対して、サドロウスキーの2打目は、少し打ち上げも入れてピンまで残り220ヤードと計算(実際は残り207ヤード。うまく残り距離が本人に伝わらず)し、アゲインストも加えて6番アイアン(普段は240ヤード飛ばす)。これでは、たしかにパー4だ。しかも正しい距離で考えれば、225ヤード飛ぶという7番アイアンで充分か。実際、抑え目に打った2打目は、少し左にひっかけ、グリーン左奥の小高い場所へ。もし真っ直ぐ行っていたら、軽くグリーンオーバーしていたはずだ。

佐久間さん
佐久間さんのバーディーパットが決まらず。入れておけば、「世界ドラコン王者」にパー5で勝利という最高の結果だったのだが……

サドロウスキー

サドロウスキーのセカンドショット。6番アイアンで打ったボールは、
グリーン奥の小山の上へ。彼にとっては、もはやパー5ではない?

しかし、ここがゴルフのおもしろいところ。
サドロウスキーが3オン2パットのパーに対し、佐久間さんも3オン2パット、谷口さんと焼山さんもうまく4打目を寄せて1パット。アマチュア3人もパーで、世界王者と分けたことに大満足。
「ゴルフは飛距離じゃないみたいですね(笑)」(佐久間さん)
これにはサドロウスキーも、「ベリーナイス!ナイスプレー!」と3人を称賛。