ロマンチックゴルフ 2008.7.31公開

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90年代に入ると、キャビティバックが主流となるが初期のそれは、真ん中の重量を周辺に持ってきてフェースを大きくしたもので、クラブの重心位置の高さはほとんど変わらないからボールが上がりやすいということはなく、ダウンブローの軌道からヒール寄りの打点できちんとターフが取れるような打ち方を求める。コンベンショナル・アイアンは、重心距離が短いためナイスショットとシャンクが紙一重にあったため、シャンクが出るようになると「上級者の仲間入り」といった評価も成り立った。当時のキャビテイバックは、易しさを求めたというよりむしろ2ピースボールに対応したといったほうがいいのかもしれない。80年代の味わいを色濃く残した、こうしたモデルなら探しやすいはずだ。

コンベンショナル・アイアンを使う場合、スイングプレーンがきちんとしていないと当たらないし、芯をはずすとボールは飛ばない。スコアを求めるよりボールを打つことを楽しみ、半ばミスショットを楽しむくらいの気持ちで使ったほうがいい。車でいえば、マニュアルシフトで、足回りの安全装置のないFR車を操りドリフトを楽しむようにパンチショットをしてみたり意図的に曲げてみるなどスイングそのものを楽しむほうがいい。そうした楽しみ方ができるクラブがコンベンショナル・アイアンなのだ。また、ライ角を調整したり鉛を貼るなどクラブいじりの入門にもつながる。

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コンベンショナル・アイアンは年数も経っており、また軟鉄鍛造は、柔らかいためクラブ同士がぶつかっただけでもバックフェースに傷が入りやすいからフェース面以外の傷はあまり気にせず選ぶほうが選択肢は広くなる。シャフトも90年代のモデルでは、カーボンシャフト装着のものもあるが、リシャフトすることを前提にすれば、驚くほど安価で手に入る。さらに3番からのセットが基本だからいまではほとんど使うことのないロングアイアンを経験できるのも楽しみの一つになる。さあ、今すぐネットで検索して、あなたをロマンチックゴルフに誘うコンベンショナル・アイアンを探そう。

おススメのコンベンション・アイアン

ダンロップ プロキャビティ
ブリヂストン J's JOEキャビティ

ミズノ T-ZOID プロ
J's チタンマッスル

ダンロップ プロモデル DP601
ダンロップ プロモデル DP301

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●クラブ解説
渡辺 均(スイング碑文谷 リペアスタジオ)20年以上クラブのリペア、リメイクに従事。クラブに対する豊富な知識と確実な技術で上級者を中心に数多くのファンを持つクラフトマン。ゴルフの腕前もシングル。44歳。

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●取材協力
スイング碑文谷
東京都目黒区碑文谷5-14-8
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