・預託金償還ビジネスに対抗・自衛する

最近、大阪を中心に預託金償還ビジネスがまた横行しているようだ。こうしたビジネスがきっかけとなり、法的整理に入ったゴルフ場もある。そこで、改めて預託金償還ビジネスを正しく理解し、新たな手口とゴルフ場の自衛策を紹介したい。

・『種類株式』でゴルフ場再生を考える

平成18年５月１日の会社法の施行から、すでに約５年が経っている。この会社法において制度が整備された『種類株式』は、ゴルフ場事業会社の再建に極めて有効に活用できると考えられ、これまでに多数の活用実績がある（Edinetで検索する限り少なくとも21事例）。にもかかわらず、あまり紹介されてないようである。そこで、『種類株式』について考えてみたいと思う。

・ゴルフ場利用約款を見直そう

トラブル発生時やクレーム対応など、もしもの時の助けとなる〝ゴルフ場利用約款〟。乗用カー導入やセルフの増加など運営形態が多様化する今、その内容は現実に即しているだろうか。利用約款を見直してみよう。

（連載）熊谷　信太郎

・打球事故　ゴルフ場の責任の問われ方　2014年10号
・廃棄物の処理　一般廃棄物でも処理は合法に　2014年9月号
・労働時間　個人・法人としての基本知識　2014年8月号
・理事・役員選任　名古屋地裁判決を検証　2014年7月号
・社外の労働組合への対応　2014年6月号
・閉鎖・規模縮小　一方的閉鎖と会員の権利　2014年5月号
・食品 / 料理の偽装 / 誤表示　アレルギー表示も必要に？　2014年4月号
・反社会的勢力の排除　会則・利用約款等の規定例　2014年3月号
・セクハラとパワハラの相違点　パワハラに法的定義はない　2014年2月号
・ゴルフと賭博　『社会的相当性』が分水嶺　2014年1月号
・入会不承認　不承認の理由は開示せず　2013年12月号
・反社会的勢力との対峙　利用断わる意思を二重三重に　2013年11月号
・懲戒　判例から見る『除名処分』　2013年10月号
・年会費の滞納　会員資格の一時停止も視野に　2013年9月号
・消費者裁判手続特例法案　特定消費団体からの訴え　2013年8月号
・会員契約適正化法　届け出義務の再確認を　2013年7月号
・心身の故障　既往症確認での注意点　2013年6月号
・会員負担金　対価性の存在がポイントに　2013年5月号
・地代減額請求　最高裁判所の厳しい判決　2013年4月号
・ゴルフ場廃業　会員契約はどうなるのか　2013年3月号
・入会審査　性同一性障害入会の可否　2013年2月号
・一般社団法人制　会員同意と移行への手続き　2013年１月号
・会社分割　資産移転の取消判例　2012年12月号
・預託金返還請求権　不可思議な高裁判決を検証　2012年11月号
・ゴルフ場の借地訴訟②　権利濫用の濫用　2012年10月号
・ゴルフ場の借地訴訟①　権利濫用を認めるか否か　2012年9月号
・債権者の同意が必要不可欠　2012年8月号
・賠償責任の重さを認識する　2012年7月号
・暴力団員が身分を隠す　詐欺罪は成立するのか　2012年6月号
・抽選弁済　会則・細則規定の重要性　2012年5月号
・差押え　会員権は強制執行の対象に　2012年4月号
・反政府社会　暴力団排除条例に学ぶ　2012年3月号
・車上あらし　原則として責任を問わない　2012年2月号
・休業　状況によってかわる対応　2012年1月号
・会社分割　濫用的会社分割の裁判例　2011年11月号
・ゴルフ場の売買　事業譲渡と会社分割　2011年10月号
・法的処理　ＤＩＰ型の更生手続きも　2011年9月号
・プロトーナメント会場　賃貸人としての責任の有無　2011年8月号
・池での人身事故　基本的視点は自己責任　2011年7月号
・売買契約後の天災地変　特約などでリスク対応　2011年6月号