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ゴルフ野性塾スペシャル
No165...子供との接し方...(10/3)

年下が苦手です
塾長、私は現在50歳です。気がつけば周りは年下ばかりで、接し方、付き合い方ががどうも苦手です。過日の塾長の河原にてもくもくとボールを打つ子供さんへの声の掛け方、宇都宮でのソフトクリーム姉弟のお話には大変感動しました。子供をはじめ、年下の方への接し方をご教授下さい。

(栃木県・50歳)


謙虚な気持ちが尊い


時に腹5分、時に腹7分、時に腹10分の気持ちで接す。叱る時も腹5分、7分、目一杯で叱るし、誉める時も同様。

子供の中に入らなければ、子供の気持ちは分かり難い。大人の常識でブルドーザみたいに押してばっかりじゃ子供は事の真意を理解出来ぬ。

ひとつだけ確信持って言えることがある。子供は性善を持って生まれて来る。性悪ではない。間違いを起こす者、生きて育悪になって行っただけの者。

やっぱり親の教育が総てだと思う。育ちの環境、親の価値観が性善の動物をより育善とするか育悪とするかだろう。

私は子供を信じる。それだけの気持ちで接しているだけ。私が単純ならば、子供も単純に近付いて来る。怒りは怒り、喜びは喜び、楽しさは楽しさとして素直に前面出すが、総てを浴びせはしない

腹5分、7分、腹10分の気持ちは持っています。

確かに過保護の粘膜で包まれし子供は多くなって来た。利害関係親と子供が同じ視点、同じ教えになってしまっているのが過保護。親が子のレベルから上昇していない。

そうゆう親と子が多くなって来ているのは事実だ。親が上昇し切れないのが過保護の実態だと思う。

でも、学校が頑張ってくれれば何とかなりましょう。学校教育から始めなければならぬ部分って多い。小学校、中学校での倫理教育。30年先を見る、30年教育を認識してもいい時期が来ていると思います。

貴兄は今のままで十分なる方。苦手と想う心が尊い。その心、散りし時、人は傲慢になって行く。傲慢さが性悪への道案内をしている様な気はします。

我儘と傲慢はくっつく。苦手と謙虚がくっつく。我儘と謙虚のくっつく事は無さそうだ。

貴兄は今のままで生きて行って欲しい。私も今のままで生きて行く。共に昭和22年の生まれ、いつの日にか、出会いの機会あれば。



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