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2005.5.2
WATCH 週刊GD10・17合併号



見出し 子供の技術の向上は
親からの厚情によってすべてが決まる



 「ストローク」と聞いて何を思い描きますか? パッティングをすること、テニスラケットでボールを打つこと、はたまたオールでボートを漕ぐことなど思う人が多いかもしれません。でも、ぜひ覚えておいてほしい「ストローク」の意味があります。それは『人の心に働きかけること』です。これは心理学で使われる表現であるため、普段は耳にすることはあまりないかもしれません。

 昨今プロゴルフ界では、宮里藍選手など若い選手の活躍が目立っています。宮里藍選手は4歳から横峰さくら選手は9歳、タイガー・ウッズに至っては11カ月からと活躍中の選手は小さなころからゴルフを始めているのです。

誌面イメージ写真
伊沢プロの父親、利夫氏はほめて子供たちを上達させる

 第2の藍ちゃんに、と子供にゴルフをさせる親たちが多くなってきました。しかし、10歳未満の子供は感受性が非常に強く指導方法によってはまったく上達しないことも。

 私も父の強烈な勧めで9歳からゴルフを始めましたが、巨人の星の星一徹ばりの父からの熱血指導!? により技術の向上ばかりか、ゴルフそのものに嫌気が差し、止めた時期がありました。

 息子や娘ができゴルフをさせる時、私と同じ思いをさせないためにどうすればいいのか。そんな悩みを解決してくれたのが週刊ゴルフダイジェスト5月10・17日合併特大号の特集「息子、娘に初めてのゴルフレッスン」(カラー16ページ)。当時、私の父に見せてあげたかったものだ(笑)。

 宮里3兄弟を育て上げた宮里優氏や丸山茂樹選手の父・丸山護氏が自分の子供にゴルフを教えた体験談や、数多くのトッププロを指導してきた江連忠プロ、今まで教えたジュニアは3000人という千葉晃プロなどの指導が満載。

 その中でも最も目に留まったのが、伊沢利光選手を指導してきた父・伊沢利夫氏による指導方法。基本理念は「ゴルフを楽しいことと感じるように教える」

 子供はサッカーや野球など身近にできる楽しいスポーツがあるのに、親がゴルフをさせて子供が辛くて楽しくないと感じてしまっては本末転倒。技術の向上どころかクラブも手にも取らなくなってしまいます、現に私がそうでしたが……。

 しかし、伊沢利夫氏は決して否定せずほめてあげるのです。もし教えることがあっても2つ3つほめてあげてからひとつ注意をするといった指導を心がけ、最終的には自発的に練習に打ち込むようにさせるそうです。

 これこそが、子供の心へゴルフの素晴らしさを伝える時に、忘れてはならない「ストローク」そのもの。私も当時、父からこんな指導を受けていたら今は日本を代表するトッププロ!? なんて勝手に思ったりして(笑)。

これから子供にゴルフをさせる親、もうすでに指導している親もボールを打つ「ストローク」だけでなく、子供の心に響かせる「ストローク」を忘れずに指導をし続けて、ゴルフを愛する人間(ゴルファー)を形成してくださいね!




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