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霞ヶ浦国際ゴルフコース(茨城県) ゴルフ場情報
12/3 更新<ゴルフ場セミナー転載企画>
斬新なデザインで
森の美術館をイメージ
霞ヶ浦国際ゴルフコース(茨城県) クラブハウス外観

所在地/茨城県つくば市下原
開場/昭和35年10月
ハウス設計/(株)丹下都市建築設計
ハウス施工/白石建設(株)
延べ床面積/2536.55平方メートル
構造/鉄骨

開場50周年を契機に、老朽化したハウスを建て直した。
せっかくの新築にこれまでのゴルフ場にない思い切った発想を取入れ、
森のなかに佇む白い美術館のようなクラブハウスとなった。

「オーナーの知人ということで、丹下都市建築設計に依頼して、今までのゴルフ場クラブハウスにないハウスをということで、森の中に佇む白い美術館というコンセプトで設計してもらいました」(総支配人・高橋憲一氏)

内、外ともに白を基調とした建物は、明るくカジュアルであるだけでなく、清潔感が漂う。ガヤガヤと多くの人が集うというよりは、すっきりとした閑静な佇まいである。そうした雰囲気は、アイアンヘッドをイメージさせるような、ハウス全体の奇抜な形状によるものでなく、ハウス内の調度に重厚なものは使用せず、天井をむき出しにし、一見厚い鉄板のような梁を見せる(これは実は布で覆ってカモフラージュしているのだが)。そしてレストランの椅子を黒と半透明の2種類に統一し、あえてプラスチックの軽く無機質な感覚をだすなど、とかく温もりを強調することの多いゴルフ場クラブハウスとは対極の設定が生み出しているのだろう。一方で、レストラン全体ではパントリーの角を茶色に、カーペットを緑とすることで、芝と樹木を象徴するといった演出もなされている。

もちろん雰囲気面だけでなく、浴槽にラジウム石を使って、溜まったお湯が温泉さながらに軟らかくなるように工夫されていたり、空調関係の主体をガスにして効率化を図るなど、新しいハウスらしく細かなところにも気配りが施されている。

フロントロビー ショップ
湾曲したロビー。一番奥にフロントカウンターがある フロント脇にあるショップは事務所入り口も兼ねる
レストラン ラウンジ
レストラン。カーペットが芝、パントリーの壁が樹木のイメージ レストラン手前にあるラウンジ
ロッカー室 男性浴室
ロッカー室もすっきりとしている。男性200本、女性60本 男女とも浴室はオーソドックスだが、すっきり感は継承している。男性浴室



雑誌書籍
クラブハウス探訪バックナンバー
ここに紹介するクラブハウスはゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている「ゴルフ場セミナー」誌のカラー連載、「クラブハウス探訪」からの転載です。

 新設ゴルフ場のクラブハウスの新しい傾向や既設ゴルフ場での改造、改築のコンセプトなどやや専門的な見地から紹介しています。クラブハウスを建築するにあたって、ゴルフ場側はどのような工夫をしているのか、利用者側でなく提供する側からみた新しいハウスはゴルフ場毎の特徴が出ていて興味深いものがあります。

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