PGA(日本プロゴルフ協会)ゴルフアカデミーが開校して5年を記念し、プロアマ大会を開催した。同アカデミーにはPGA会長、倉本昌弘の熱い構想がある――。
倉本会長(左)と安田市長
同アカデミー開校5年。これを機会にフランチャイズ制移行を記念したプロアマトーナメントが、過日、東条の森CC(兵庫県加東市)で開催された。これは新型コロナウイルスの感染防止と、治療に当たる医療従事者への支援チャリティを兼ねたイベント。
チャリティに賛同した倉本会長をはじめ、シニアツーで活躍する崎山武志、高見和宏、高橋勝成、秋葉真一、手嶋多一、山添昌良、深堀圭一郎、羽川豊、久保勝美、杉原敏一、11人のプロと1組3人のアマチュアの組み合わせ。試合方式はベストボール。プロに順位はなく、ギャラは均等割り。結果は崎山の組が16アンダーで優勝した。
プレー後の表彰式では羽川、高見コンビの絶妙な司会によるチャリティオークションで盛り上がった。東条の森CCで積立されていた寄付金も合わせ、合計47万6736円が加東市内の医療従事者へと、加東市の安田正義市長に手渡された。安田市長は「この時期に有難いことです。市民病院へ寄付させてもらいます」と感謝の言葉。
同コースでは「PGAアカデミーは順調に生徒数を増やし、クラブフィッティング工房も備えてコース入場者増に貢献しています」(同コース総支配人、小林裕次氏)
PGAアカデミー設立以来、倉本には大きな構想があるという。「自前のコースで練習場のスウィング作りからコースでの実戦まで一貫したレッスンができる設備を整えたい」。これにはシニアツアーで食べていけるプロはともかく、それ以上いるティーチングプロの会員に職場を確保したいという目論見があるのだ。そのコースにPGAの本部も設置したい、というのがその先の考えだ。
現実には、その実現を達成するための実働部隊も立ち上がってはいない状況だが「思えばいつかは叶う」と、倉本は機会あるごとに語っており、今後の展開に注目だ。
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