ラウンド数増加だけじゃない!用品が売れに売れている
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/10/13号
2020/10/19更新

ラウンド数増加だけじゃない!
用品が売れに売れている

 アメリカでゴルフ用品が売れに売れている。7月に3億8860万ドルという前年比53・4%増、ひと月の売り上げでは過去最高額を記録したかと思ったら、8月も昨年比31・9%増の3億3100万ドルを記録している。

 アメリカでは、今年の8月、記録的な暑さを記録したのだが、昨年の2億5100万ドルより32%近くもアップ。14年前の2006年8月の過去最高記録2億8700万ドルを15%も上回っているのだ。

「ゴルフデータテック社では、97年にゴルフ用品の売り上げの調査を始めましたが、この2020年の夏に起こっているような急増をこれまで見たことがありません」と語るのは、この調査会社のジョン・クルジノウェック氏だ。「ゴルフは完璧な屋外のソーシャルディスタンスを保つリクリエーション活動としてコロナ禍のなか、ブームになっている。プロや小売業にかかわる人たちが感じていることを、この売り上げ増が証明しているのでは」と言う。

 欧米でゴルフコースがにぎわっていることは以前にも小欄でお伝えしたが、ラウンド数が増えれば、それに直結するのがボールの売り上げだ。実際、7月にはゴルフボールの売り上げ額は前年比で28%アップ。8月に入って前年比で最も増えたのはゴルフバッグで55%増だったとか。こうした数字を見ると、既存ゴルファーのラウンド数が増えただけでなく、新たにゴルフを始めた人やしばらくゴルフから遠ざかっていた人が再びゴルフを始めているようで、ゴルフ人口自体が増えているのだ。

 コロナを契機にゴルフが見直されているのは間違いがないが、コロナ後もこうしたゴルファーをつなぎ止められれば、ブームの継続も期待できそうだ。

  
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