どれくらいスコアの違いが出るのか……米ツアーが2週連続で開催されるミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)での試合のことだ。
コロナの影響で、7月9~12日に新規試合のワークデイチャリティオープン、16~19日にメモリアルトーナメントと同コースで2週連続の米ツアーが開催されることになった。コースのセッティングを変えて実施するということだが、具体的にはワークデイでは、ラフの深さは3・5インチで、グリーンのスピードは11フィート。メモリアルではラフは4インチに、グリーンはカットされて13~13・5フィートになるという。出場選手152人のワークデイ(メモリアルは120人)では、練習ラウンドを入れれば、600ラウンド前後はプレーされることになる。そこで、メモリアルでのコンディションを考慮して、ティグラウンドもバックティだけでなく、レギュラーティも使われるようで、ピンの位置もメモリアルでは使われない場所に切られるようだ。
連続開催とはいえ“メインはやはり、ジャック・ニクラスがホストのビッグイベントのメモリアルで、こちらのほうが難しいセッティングになるが、コースの雰囲気がどれほど変わるか、1週前にプレーしたプロのスコアがどれくらい変わるかは興味深い。
PGAツアーのチーフトーナメントオフィサーのアンディ・パズダー氏は「新たなイベントとトーナメントの再開・継続に協力してくれたワークデイとミュアフィールドビレッジGCに感謝します」と語る。6月に入ってジョンディアクラシックのキャンセルが決まったため、急遽新試合が“穴埋め的に"開催されることになったようで、感謝の気持ちが大きいようだ。ツアー側もコースの準備や選手の移動などを考え、異例ながら2週連続の同コース開催を選択。2014年に全米オープンと全米女子オープンがパインハーストで2週連続開催された例はあるが、今回は同じ男子プロの試合が同一コースで開催されるのだから興味は尽きない。
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