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「全米オープン」ヒストリー第106章が幕を開ける
世界4大メジャーのひとつ「全米オープン」を知らないゴルファーはいないはず。過去に幾度となく名勝負が繰り広げられ、伝説として語り継がれている試合は数多い。歴史を遡ると、第1回大会が開催されたのは1895年。同年はニューポートGCで競技が行なわれ、ホーレス・ローリンズが優勝した。その後、1903年から1905年にかけてウィリー・アンダーソンが3連覇を達成。「全米オープン伝説」の序章はここから幕を開けた。
1922年のジーン・サラゼン、球聖ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガンなど名プレーヤーたちが次々と勝者に名を刻んでいく。途中、戦争により中断された時期もあったが、今年で106回目を迎える大会からは多くのドラマが生まれた。
近年では1999年に思いを馳せる人も多いだろう。当時42歳だったペイン・スチュアートが、フィル・ミケルソンとの死闘を制した4ヶ月後、飛行機事故で帰らぬ人になったことは記憶に新しい。このような、過去の悲劇的な出来事も含め「全米オープン」には他のメジャーとは違うオーラが存在する。
ハンディキャップ1.4以下のアマチュアゴルファーが、エントリーフィー150ドル(2006年度の料金)で、地区予選に出場できるのもそのひとつだ。そもそも「オープン」という名称は、1次&2次予選会、さらに最終予選を通過した選手へ出場資格が与えられることに由来する。
これは、タイガー・ウッズやミケルソンといった世界のトッププレーヤーとアマチュア選手が、同じ舞台で戦えることを意味する。プロに匹敵する力量を備えながら、あえてアマの道を貫く猛者が予選を突破し、タイガーに挑む。そんなドラマが起こり得るのも「全米オープン」ならではだ。
今年、本戦に出場するのは156名。110の会場で行なわれる1次予選と日本や英国を含む14会場で実施される最終予選の結果により選出される。既に8584人がエントリーを認められ、70名が予選免除となった。日本人選手では、片山晋呉、今田竜二に加え、最終予選を突破した、谷口徹、深堀圭一郎、高山忠洋の出場が決まっている。
本大会は、6月15日から18日にかけてニューヨークのウィングドフットGCで開催される。時を遡れば、1974年にヘイル・アーウィン、1984年にはファジー・ゼラーが、このコースで勝利を収めている。2006年「全米オープン」の女神は、果たして誰の頭上で微笑むのだろうか。

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