カリスマフィッター鹿又芳典氏と3人のアマチュアテスターが『FUBUKI Jシリーズ』の性能をテスト スイングプレーンが変わる FUBUKI Jならもっとまっすぐ、遠くに飛ばせる!

初代の「αシリーズ」、二代目の「Kシリーズ」と、シャフト界に“白い旋風”を巻き起こしてきた、三菱レイヨンの『FUBUKI』に待望の新モデル「Jシリーズ」が登場した。 最新ドライバーの主流である長尺・重ヘッドに相性バツグンと話題の三代目「Jシリーズ」の実力やいかに。クラブフィッターの鹿又芳典氏をアドバイザーに、3名のアマチュアテスターが、その性能を徹底的に検証した!

Impression: Yoshinori Kanomata

高打ち出し&低スピンという、理想的な“飛びの弾道”を実現する『FUBUKI』ブランドの最新シャフト“Jシリーズ”。
その特性をクラブフィッターの鹿又芳典氏に詳しく解説してもらった。

カウンターバランスを実現する新技術が振り遅れを解消、理想的な飛びを実現する

最新のドライバーの共通した開発コンセプトとして、@大きな慣性モーメント、A可変式機能搭載、B重量のあるヘッド、という3つが挙げられます。加えて、ドライバーのヘッド体積が460ccのフルサイズになってから5年が経過した現在、クラブの長さも45.5〜46インチが標準となり、長尺化も進んでいます。この『FUBUKI Jシリーズ』の最大の特徴は、それらすべての条件下でもっとも優れたパフォーマンスを発揮するシャフトであるということです。
もちろん通常のクラブ長、通常の重さのヘッドでも問題ありませんが。


単純に、ヘッドが重くなるとエネルギーの伝達効率が良くなり、クラブが長くなればヘッドスピードはアップします。どちらも飛距離性能の向上に直結する要素ですが、振りにくさや振り遅れという問題が出てきます。そのデメリットを使い手に違和感を与えることなく、上手に解消してくれているのが、この“Jシリーズ”で新採用されている、『カウンター“ツバ”ウェイトテクノロジー』です。ドライバーの重ヘッド傾向による振り遅れの解決策として、グリップ側の重量も重くする“カウンター・バランス”が、多くのメーカーの最新モデルで採用されています。そのほとんどはグリップエンド側やグリップ自体を重くした設計になっていますが、“Jシリーズ”の『カウンター“ツバ”ウェイト』は、グリップとシャフトの境界線のエリアに重量を配しているのが特徴ですね。

同じ“カウンター・バランス”でも、グリップエンド側やグリップを重くしたものは、ダウンスイングからインパクト手前で上手くクラブをリリースできない人は、かえって手元が左に流れやすくなって、振り遅れを助長してしまうこともあるんです。その点、“Jシリーズ”の『カウンター“ツバ”ウェイト』は、グリップした右手の下あたり(右利きの人の場合)に重量があるので、ダウンで手元が自然と低い位置に下りてきます。インパクトで手元が浮いたり、左に流れるといった悪い動きを防いでくれて、タイミングよくクラブをリリースしやすくなるので振り遅れにくいんです。

私も実際に試打してみましたが、ヘッドの振り遅れ感がまったくなく、1発目からその効果を実感。際立つ特性を持ったシャフトでありながら、その挙動はとても滑らかでクセがない。そこにこのシャフトの完成度の高さを感じました。こうすれば飛距離が伸びる、スピン量が減らせる、という物理的な理論がいくら正しくても、使い手であるゴルファーの感性にマッチしなければ、せっかくの性能も生きてこない。『FUBUKI Jシリーズ』はそのいちばん大事な部分をしっかり抑えているので、多くのアマチュアが抱えるドライバーの悩みを解消してくれるでしょう。

鹿又芳典(かのまたよしのり)豊富なギア知識を持ち、初級者からトップアマ、プロに至るまで、あらゆるゴルファーから絶大な信頼を寄せられているクラブフィッター兼クラフトマン。年間で試打するクラブは約2000本。多くのメディアでクラブ評を展開し、GDOのクラブ格付け評価企画『HOT LIST JAPAN』では特別テスターを務めている。『ゴルフショップMAGIC』代表。

  Impression: Amateur Golfer

3人のアマチュアテスターが『FUBUKI Jシリーズ』の性能をテスト

重ヘッドでも、長尺でも気持ち良く振り切れて、曲げずに飛ばせる「こんなシャフトが欲しかったんです!」

流行りの重ヘッドや長尺ドライバーを使ってみたけど、期待したほどの効果が実感できない。そんな悩める3名のアマチュアが、クラブフィッターの鹿又氏のアドバイスのもと、『FUBUKI Jシリーズ』をテストした。

山添 晴夫さん
Haruo Yamazoe
50歳 / ゴルフ歴28年
HC6 / 平均飛距離240y

40代の後半ぐらいから、250yだったドライバーの平均飛距離が、230yまで落ちてしまったので、飛距離を維持するために、現在は47.5インチの長尺を使っています。飛距離は240yをキープできて、方向性も悪くないんですが、長尺はタイミングを外すと即、曲がるミスになってしまう。プレッシャーがかかったときに、曲げることを怖がって、しっかり振り切れないときがあるんです。

左へのミスが出る心配がないから強く振っていける

シャフトの手元側に重さを感じるので、とても振りやすいです。シャフトの動きも素直でクセがまったくありません。シャフトが仕事をしてくれるので、振り遅れることなく、しっかりつかまってくれます。かといって、強く振りにいっても、ヘッドが走りすぎることがないので、左へのミスが出る心配もない。ミスを怖がらずに振っていけるのがいいですね。

今回は鹿又氏のアドバイスで50のSフレックスを46インチでテストしましたが、距離も自分のクラブと同じぐらい飛んでいる感じ。長尺にとてもマッチするシャフトだと思うので、47インチぐらいでぜひ使ってみたいですね。

鹿又氏の解説自分のクラブで打っていたときは、タイミングが合わないと振り遅れて右プッシュ、それを嫌がれば左へのチーピンという、長尺で起こりがちなミスが出ていました。『FUBUKI Jシリーズ』の、最大の特徴である手元の重さが、クラブをリリースするタイミングのズレを修正。インパクトが安定したことによって、飛距離も方向性もアップしました。

出球が右に出たり、左に出たりと、打ち出し方向のバラつきが多くて、球筋が安定しないのが悩みです。FUBUKIのKシリーズの60Sを使うようになってから、以前よりはショットが安定してきましたが、新しいJシリーズでさらに飛距離と方向性のアップができるんじゃないかと期待しているんです。

塩見 智さん
Satoshi Shiomi
41歳 / ゴルフ歴4年
平均スコア96 / 平均飛距離230y

これは打ちやすいですね。1球目からナイスショットが出ました。自分が使っているクラブよりも、きれいにミートできるので、打っていて気持ち良いです。芯でとらえられるので、フェースにボールが乗っている時間が長くて、しっかりつかまった感触が手に残るんです。ボールの打ち出しも高くて、楽に上がってくれるのもいいですね。今日は練習場だけでしたが、ぜひコースでじっくり試してみたいですね。

ボールの打ち出しが高く、楽に上がってくれる

鹿又氏の解説 塩見さんが現在使用している『FUBUKI』のKシリーズは、手元側がしなるシャフトでややハードヒッター向け。塩見さんの場合、ヘッドスピードは遅くないんですが、ゴルフ歴4年でまだスイングが安定していないので、Jシリーズの60Sがぴったりハマると思いました。シャフト全体が滑らかに戻ってきてタイミングが合わせやすいので、しっかりと芯でヒットできて、インパクトが厚くなりました。

私は野球経験者でゴルフでもインパクトでしっかり叩いていきたいタイプなんです。ただそのせいか、バックスピン量が多くなりすぎて、ボールが吹け上がってしまうのが悩み。
叩きにいって、ヘッドが振り遅れて、右に大きくプッシュアウトするミスも出ます。スイングイメージを変えずに、スピン量を減らすことができれば最高なんですが……。

菊地知己さん
Tomomi Kikuchi
48歳 / ゴルフ歴22年
HC5 / 平均飛距離260y

現在使っているのと同じ70g台のXフレックスを薦められて、テストしてみたんですが、打ち出しの高さに驚きましたね。なのに、ボールが吹け上がったりしない。出だしからいきなり高く上がって、風に強そうな重い弾道で飛んでいくんです。間違いなく、自分が使っているクラブよりも飛んでいますね。今のは少し振り遅れたかなと思っても、大きく右に飛び出さずに、許容範囲内で収まってくれる。リシャフトすると慣れるのに時間がかかるんですが、このJシリーズは動きが素直なので、すぐにでもラウンドで使えそうです。

ボールの打ち出しが高く、楽に上がってくれる

鹿又氏の解説 右プッシュのミスが軽減されたのは、手元を重くした『カウンター“ツバ”ウェイト』に加え、シャフト先端部分に弾性率の異なるカーボンを組み合わせる『モジュラスディファレンシャルテクノロジー』の効果も大きいですね。やや振り遅れ気味にヘッドが入ってきても、先端がしなり戻ることで微修正してくれる。それでいて左につかまりすぎることもない。その“さじ加減”が絶妙なんです。菊池さんのようなハードヒッターがロフト10.5度で打ち込んでも球が吹け上がらず、理想的な高打ち出し&低スピンの弾道になりました。