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LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップTOP
トーナメントセッティング
トーナメントディレクター小林法子が語る 最強の女王決定戦「ツアーチャンピオンシップ リコーカップ」に相応しい最高の舞台とは?
GDO本日はLPGAのTPD委員会 部門長としての小林法子プロではなく、リコーカップのトーナメントディレクターとしてのご意見をお伺いします。まず、この試合の位置づけについて教えていただけますか?
小林はい、この試合はLPGAの公式戦でシーズンの最終戦ということで、コースのセッティングだけでなく、協会としては試合自体も威厳のある大会にしています。そのひとつは人数を制限することです。シーズンを通して好成績を果たした選手のみが出場できる、出場すること自体が選手にとって1つの目標になればと思っています。
GDO優勝者と賞金ランキング20名という枠ですが、この人数は妥当なのでしょうか?
小林そうですね、多い少ないという話は私たち協会としても議論を続けています。いずれにしても成績の上位者に絞るということは今後も変わりありません。トーナメントに優勝することは簡単なことではありませんし、この試合に出場することも易しくはないのです。
GDO次に人数以外でのこだわりは何でしょうか?
小林コースのセッティングですね。通常のトーナメントのセッティングが易しいという訳ではありませんが、この試合に関しては「日本女子オープン」「日本女子プロ」同様、公式戦らしい難しさを求めています。フェアウェイの幅を絞って、ラフはそれなりに深くし、ミスショットした場合リスクを伴うようにしています。
GDO開催コースを宮崎カントリークラブにしているのは、何か特別な理由がありますか?
小林シーズンの最終戦ということで、冬になってしまいますので暖かい気候を求めていました。宮崎カントリークラブで開催させていただくのは今年で4回目になります。前週に男子の試合もありますので、11月は町を上げて「ゴルフマンス」として盛り上げてくれています。コース側も私たちの意向を汲んでくれています。
GDOゴルフ場側は具体的にどのような協力体制になっているのでしょうか?
小林ラフに関しては、南国宮崎といえども冬ですから、芝生の生育はあまり望めません。10月開催の女子オープンなどは、数週間前から試合用のセッティングにできるのですが、芝生が生えてこないのでもっと前から伸ばし続けなければなりません。そのため、アマチュアの方がラウンドさせれるときには難しいと思いますので、一般の営業に支障をきたすこともあると思います。
GDO芝生の生育が悪いということはグリーンの手入れも大変なのでしょうか?
小林そのとおりです。グリーンの芝生も夏みたいに刈ることで調整するよりも生えている芝生を維持するほうが難しいのです。宮崎カントリーさんはベントではなく、コーライ芝なのですが、プロの試合に相応しいようベントのような素直な転がりを実現させてくれています。
GDOコースのレイアウトで何か手を加えている箇所はありますか?
小林昨年からの変更点は18番のティグラウンドですね。400ヤードのパー4なのですが、昨年まではセカンドショットで多くの選手が180ヤード以上残ってしまいます。そうなると、持つクラブの番手がウッド系に絞られてしまい、戦略性に欠けていました。そこで、ティグラウンドを右、それから前方に15ヤード広げました。向かい風の日にはティマークの位置を前に出すなど調子することで、距離が短くなる分、選手はクラブ選択での戦略も要求されることになります。バーディ合戦というのも見ているファンには面白いかと思いますが、選手がどのクラブを選んで、どこを狙っていくのかなども見ていただけるとうれしいですね。
GDO公式戦ということで、優勝スコアはイーブンパーくらいを想定してセッティングするのでしょうか?
小林現在、女子では公式戦がこの試合を含め3試合あります。女子オープンがもっとも歴史が古く、その女子オープンを目標にしているのが女子プロゴルフ選手権です。このチャンピオンシップはその両方の大会のように威厳あるものにしたいのですが、選手たちには「よりアグレッシブに、持っている技術を100パーセント出し切ることで勝利につなげる試合展開」を考えています。優勝スコアの想定は1日1アンダー程度。したがって4日間で4アンダーぐらいが優勝スコアになればと思って、ピン位置や18番のティグラウンドの位置を決めたいと思います。選手たちの技術が向上する試合にしたいですね。
トーナメントディレクター/小林法子小林法子/こばやしのりこ
日本女子プロゴルフ協会 TPD委員会 部門長


1967年に女子プロゴルフ協会発足時の第1期生としてプロデビューを果たす。通算9勝を上げ女子プロゴルフ界を引っ張ってきた選手の1人。現在は同協会のTPD委員会 部門長として活躍中。