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「練習場にいたら、他の選手のスイングなんかも当然目に入ってしまうし、どうしてもいろいろ考え込んでしまうでしょう。それが、僕は嫌なんです」といって、ホールアウトするなりそのまま駐車場に向かうのがほとんどだ。
しかし、そんなに早く帰っても夕食には早すぎる。空いた時間、何をしているかというとそれは「昼寝」だ。これだけ聞くと、なんだかすごく怠け者みたいだが、手嶋の場合は寝ることこそツアーを戦う上で非常に大切な日課らしいのだ。
プロのラウンド時の集中力といったら、半端ではないという。それは優勝争いといった、大一番だけに限らない。手嶋は言う。 「僕の場合は普通の予選ラウンドでもしばらくそれが解けなくて、興奮状態が長く続くんです。そのままほっておくと、ゴハンも食べられないし、逆に夜寝られなくなってしまう。だから、上がってすぐの昼寝はクールダウンのためもあるんですね」。 プロ入りする前からそうだったという。アメリカで留学時代から、ずっと続いている習慣。部活の後、必ずいったん寮に帰って昼寝する手嶋に、チームメイトたちは「あいつはほんとに寝てばかりいるな」となかば本気で呆れていたという。 どんなに環境が変わっても、そしてまわりになんと言われようと自分のやり方を曲げない。そんな強いこだわりが12年間、常に上位でシードを守っている秘訣なのかもしれない。 今年から欧州ツアーに本格参戦。先週のドバイデザートクラシックでその初戦を迎えた。 海外での慣れない環境に自分を見失って帰国する選手が多い中で、手嶋の頑固一徹ぶりがどう吉と出るか、見ものである。 |
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