国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースやギア情報が満載！

　余計な不安要素は抱えるな！

■「安全」という戦略はスコアアップの術ではない

情報収集についてもう少しシビアに話すと、ゴルフコースはいかにプレーヤーを“錯覚をさせるか”という意図を持って設計されている。OBや池を作るのもゴルファーに恐怖心を与え距離の錯覚を起こさせるため。つまりプレーヤーの心理を揺さぶる事が目的なのである。


もし情報収集の技術不足から実際に打つべき距離があやふやなままアドレスをすると、不安材料という余計なものまで背負う事になる。スイングをシンプルに考える観点からすると、全くもって意味のないお荷物。だからこそ正確な情報を得ることが重要になってくる。


そしてそれを元に正確なアドレスをする。これも普段から「正確にアドレスをするトレーニングをしてきた」という“自信”が決め手になる。それが不安を排除した心理状態を作り、ターゲットに対して正確にアドレスする事を可能にする。


アマチュアの場合は、その技術がない為に「安全な方」へ逃げる。しかし、それは錯覚で実は安全に見えても安全とはいえない場合がある。情報があやふやなため自信を持ってショットに臨めないから躊躇する。こんな状態ではたとえグリーンの真ん中を狙ったとしても、球は曲がって当たり前。ピンからどんどん遠くなる事で、チャンスを自らピンチへ変えている原因となるのである。ゴルファーのスキルによりピンを狙える距離は違うが、少なくともプロゴルファーはこういう部分の優劣で他のプレーヤーと差をつけていることを知るべきだ。

「打つ」以外の技術も磨け！

■プロとアマでは“打つだけ”の内容が違う

情報収集が正確に出来て、ターゲットに対して正確にアドレスが出来た。ここまで出来たら後は“ただ打つ”だけ。この“ただ打つ”までに至る過程がショットの成功を決める大きなカギとなる。不安材料が少ない練習場ではナイスショットが出やすいもの。これと同じ状況を作れるかどうか、これがプロとアマの違いだ。


確かにプロゴルファーでも全てのショットでこれら3つが出来ているかを問えば「NO」。しかし「やるべき事は全てやった」。この自信が“ただ打つ”だけの状況を作り出し、ショットの成功を導くのである。