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悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

最短で上達する情報満載

悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

 

第十二章 無意識に自分を洗脳してはいまいか?

無意識に自分を洗脳してはいまいか?

ゴルフのレッスンを通じて、つくづく感じることは、レッスンはある意味、脱洗脳だということ。教科書どおりのカタチや公式に縛られてしまう人。たまに悪いボールが出ると、まるですべてがそれに支配されているように感じてしまう人。上達を阻む元凶は、実は自分の中で勝手に縛りを作る洗脳であることも多く、そのたびに私はある種、脱洗脳者であり、カウンセラーなのだと痛感するのである。

「トップボールしか出ないんです!」

こんな人がいた。自分は何をやってもトップボールにしか出ないというのだ。「じゃあ、思いっきりダフッってください」というと、何球か良い当たりになるのだが、またトップボールが出始めると、「ほら、やっぱり最後にはコレが出ちゃうんですよ」。まるで、そのミスが出ることに、絶対逃れられない大きな力に操られているみたいに。根本的な欠陥をすべてそこに帰結させて、自分を無理やり納得させるみたいに。

しかし、人間はキカイじゃないのだから、スライスすることもあれば、フックすることもあるし、トップだってダフリだってあろう。プロの試合でも、1日いろんな選手を見ていれば、「えっ?」と思うような、ミスに結構遭遇するものだ。たまにミスをしても、時にはそういう場合もあると、右から左に受け流すのか、致命的な何かがそこに潜んでいると気に病むのか、どちらが精神衛生上良いのか。前者が良いに決まっている。

日常生活でのポジティブ・シンキング

ゴルフのメンタル・トレーニングは、クラブを握ったときにしかできないわけではない。普段の日常生活での心の持ちようが、そのままゴルフに現れるといっても良い。一つのミスに異常な執着心のある人は、仕事だって同じようなスパイラルにハマりがちではなかろうか。受け流しておけば良いミスを、ずっと引きずったまま、体内に不快な物質を溜め込んではいまいか。

ゴルフはメンタルなスポーツであるからして、日ごろの自分のメンタリティが、すべてそこに現れるといって過言ではない。どんな不快な状況に直面しても、スッと切り替えて「ヨシッ」と前向きに捉える姿勢があれば、きっとゴルフに通じてくるはずである。前の組に待たされてイライラを募らせるのか、あるいは、天気がいいし願ってもない小休止ができたと喜ぶのか。風に翻弄されてウンザリだと考えるのか、いっちょ、風と遊んでみる日にしようと考えるのか。あなた次第で世界は変わる。そしてゴルフも変わるはずである。

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伊藤正治プロ
伊藤正治プロ

1959年生まれの東京都出身。中学2年生でゴルフを始めて以来、上達のための様々な工夫を実践。日本大学ゴルフ部に進み、アマチュアとして日本オープンに出場。プロ転向後もツアーで活躍。ティーチングに専念してからは経験を活かし後進を指導。愛弟子に'07日本女子アマを制した大学生の綾田絋子さんを始め、多数のトップアマチュアから師事される超多忙プロ。自身も日本オープンでの再起を目指して奮闘中。

  『Japan Open 27年ぶり出場目指して…』
 

悟のゴルフ バックナンバー

最短で上達する情報満載

第十二章 無意識に自分を洗脳してはいまいか?
第十一章 1日のメンタル・スタミナ
第十章 パソコンで何ができるの??
第九章 その日の真っ直ぐ探し、できますか?
第八章 ゴルフの力み
第七章 ゴルフは“気持ち良さ”があらゆる原点
第六章 科学で近道、努力には時間をかける
第五章 「技の引き出し」を増やす
第四章 イメージが湧けばスコアは縮まる
第三章 完璧主義 < 楽観主義
第二章 「無」が発想の源
第一章 覚悟のセットアップ
 

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