1W〜パットまで本人&コーチが自己診断! 2012.9.13 公開

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1W〜パットまで本人&コーチが自己診断! 馬場ゆかりプロ 「全スイング動画」大公開!

1W〜パットまで本人&コーチが自己診断! 馬場ゆかりプロ 「全スイング動画」大公開!

プロゴルファーが打っている映像や連続写真は、アマチュアにとって、とても参考になるもの。マネをしてみたり、一部を自分の振り方に取り入れてみたり。では、プロ自身は自分のスイングを見て何を思っているのだろうか。小さな体ながら大きく飛ばす、スムーズなフォームで定評のある馬場ゆかりプロが、コンビを組む松本進コーチとともに、12のショットを自ら解説してくれた。

1982年12月30日生まれ、福岡県出身。小学校2年生から父親の勧めでゴルフを始め、高校3年時に日本ジュニアゴルフ選手権競技で3位タイ。2002年のプロテストに一発合格。ツアープロの中でも小柄ながら、ダイナミックなプレーが持ち味。2004年ヨネックスレディスで初優勝。2010年、2011年と安定した成績で賞金ランキングトップ5入りを果たしている。2011年日本女子オープンで念願のメジャー初優勝。

1967年9月30日生まれ、東京都出身。1996年に渡米。全米トップサイコロジスト&PGAティーチングプロであるデビッド・ライト氏からスポーツ心理学を学ぶ。その後、タイガー・ウッズの元専任コーチ、ハンク・ヘイニー氏から直接指導を受け、日本人初の公認コーチとなる。現在は、アメリカにおいてヘイニー氏が主宰するIJGAでコーチを務めるとともに、日本でもツアープロのコーチングをはじめ、幅広い活動を行っている。

馬場 自分のスイングをあらためて見てみると、いいところは肩の入り具合でしょうか。あとは、肩甲骨の回り方です。グッと入って、自分の持ち味である捻転をして、回転させて飛ばす。そういうスイングが私のいいところかなと思います。たぶんリズムは、小さいころからずっと一緒だと思います。
松本 馬場プロの体のサイズで距離が出せる要素にもう一つ挙げるとすれば、ヘッドの弧が大きいことがありますね。距離を出すにはヘッドスピードと、弧の大きさが重要です。加えて捻転の深さもありますし、体の柔らかさ、手首の柔らかさもあります。体の正面でヘッドが動いていて、その範囲内で大きく動いているというのは、手首や体、肩の柔らかさです。その部分では、すごくいいと思います。

松本 頭がまったく動きません。これも体が柔らかいからできることです。また、バックスイングでヘッドがすごく上手に上に上がっていきます。馬場プロのスイングが簡単そうに見えるのは、回転とともにヘッドも上に上がっていくことで、クラブがすごく軽そうに見えるから。バックスイングのなかで、バランスよくヘッドが上がっています。これは、女子プロのなかではすごく珍しいタイプだと思います。
馬場 上体のひねり、柔らかさを使い、一つの軸のなかで回転しながら打つのは、「私だけのスイング」かもしれません。持ち球はフェードですが、スピンがドローに比べ効きます。フェードは、球をフェースで捉える時間が長く、そのあたりのフェースコントロールは、フェードヒッターのいいところだと思います。

松本 やっぱり、上からヘッドが入っていますよね。上から入っているから、ディボットがとれます。ゆえに、5番アイアンでもしっかりと高さが出ます。きっちりとダウンブローで打っているので。
馬場 5番アイアンは好きなクラブでもありますし、5番アイアンでピン方向に飛んでいくイメージはけっこう私のなかで強いです。ほんとにイメージの出しやすいクラブの一つですね。アイアンショットは基本的に私の要です。好きなクラブは基本的にドライバーと言っていますし、ドライバーショットも好きですけど、よりアイアンショット、とくにセカンドショットは、自分のなかでもゲームをつくる一部です。アイアンショットによって、自分の持ち味、自分のプレースタイルが出てくるのかなと思います。

松本 ポイントは、絶対にひっかけないことです。フェースが閉じて入ると飛びすぎます。馬場プロの場合は基本フェードで、近いものになるとさらに抑えて振りますから、フェースがかぶりづらい。無理にショートアイアンでフルスイングするとひっかかる可能性が出てくるので、参考にしていただきたいですね。
馬場 どのショットもそうだと思うんですが、フルショットは自分のなかでは8割ぐらいのスイングです。フルショットといっても勘違いしてほしくないのですが、これは目いっぱい振ることではなく、自分のなかでバランスを崩すことなく振り切れるショット。そう考えて、それでいつも同じタイミング、同じ幅で振れる、いつも同じ距離を出せる、そういうコントロールできるショットを心がけてほしいと思いますね。