「セルフプレー」 2010.01.14 公開


ティーインググラウンドは、スタート地点なだけに何よりも準備が大切だし、また他の組と遭遇する機会も多々ある。また、ドライバーはいちばん距離の出るクラブだから、OBや林などにボールが行ってしまう可能性も高い。より多角的に注意する必要がある場所なのだ。
OBのため暫定球を打つ可能性もあるし、その後フェアウェイでミスショットをし、ボールが必要になることもある。無駄にカートに取りに行かなくてもいいように準備を。
前の組が充分に前に進んだことを見届けてから打つようにしよう。打ち込んでしまうのはとても危険だし、前の組にとっても自分の組にとっても、気持ちの面でいいことはなし!
同伴競技者が集まる場所だけに、素振りをする場合は周りに誰もいないかを確認してから。次にプレーする人以外はティーインググラウンドに入らないように注意しているゴルフ場もある。
前の組がセカンドショット地点にいて、ティーショットを打てずに待たなければいけない状況はよくある。ただそんな場合でも、女性プレーヤーの飛距離なら届かないため、問題なく打っていけるということも多い。そういうときは、プレーの順番に縛られず、女性プレーヤーから先にティーショットを打つのも、無駄に時間を浪費しない良い方法だ。これは、ティーインググラウンドに限った話ではなく、フェアウェイでも、男性なら前の組に届いてしまう距離でも、女性なら届かないという状況はままあること。そんなときも、的確に状況と距離を判断して、女性プレーヤーが打っていくことを考えたい。
セルフプレーではキャディさんがいないため、OBや池などのある場所を知るには、カートに載せられているコースレイアウト図などを見なければいけない。充分にレイアウト図を見てからプレーに入るのはもちろんありだが、たとえば、ティーアップしてからまたカートに戻ってレイアウト図を見たりするのは、効率が悪い。それならば、打つ人はティーアップや素振りなどをしつつ、それ以外のプレーヤーがレイアウト図を見てコース状況を教えてあげるほうがスムーズ。コースの状況や残り距離などを他のプレーヤーが教えるのは、競技規則違反にも当たらないので、みんなで協力しあおう。
周りのプレーヤーが協力するのはボールを打つまでとは限らない。ボールを打ったときも、他のプレーヤーはしっかりとボールの行方を見ているようにしたいもの。そうすれば、もしボールが曲がった場合でも、ボールを探し出す時間は早くなるはずだし、無駄にロストボールをしてしまう可能性も低くなる。日本の有名なアマチュアゴルファー、故中部銀次郎さんは著書のなかで、「同伴競技者にロストボールをさせるのは恥」と書いているように、他のプレーヤーのボールの行方をきちんと見ていることは、マナーの面でもとても大切な行為なのだ。
昔は、会社の上司とのラウンドでゴルフデビューする人が多く、初心者は上司から厳しくマナーを教えられたもの。そして、そんなときによく言われたセリフがこれ。ティーショットでボールを曲げて林などに入れてしまった場合、初心者はとくに、悠然とカートに戻るのではなく、クラブを3本ほど持ってボールが飛んでいった方向に走るようにしたい。進行を早められるし、周りの人も「よく頑張っているな」と感じ、イライラさせる可能性も低い。ただ、カート道路に近い場所にボールが飛んでいったときは、カートに乗ったほうが早いこともあるので、3本ほどを持ってカートに乗り込もう。
最近では、3人の組はもちろんのこと、2サム(2人の組)でプレーできるゴルフ場も増えている。そのため、自分たちが4サムで、後ろが2サムだった場合、いくら進行に問題がなくても、後ろの組が追いついてきて、毎ショットごとに待たせてしまう状況になることもある。また、マナーの面では問題がなくても、自分たちの組のプレーの調子が悪いために進行が遅れてしまい、後続の組を待たせてしまう場合もある。そんなときは、タイミングをみてティーインググラウンドでパスしてもらうことを考えるのも手だ。これにより自分たちも後ろの組の人も、気分よくプレーを続けることができるのだ。
たとえティーインググラウンドで前の組に追いついたとしても、あまりにカートを前の組に近づけるのは×。近づいた場所でしゃべったりするのはもちろんのこと、前の組の人にとっては、カートが近い場所にあるだけで、もしくは近くで他の組の人たちが見ているだけで、不快に感じることもある。前の組の人たちが気にならない範囲のところでカートを停止させて、前の組の人たちのティーショットが終わるのを待つのが賢明だ。あまりに近づきすぎると、前の組のティーショットが終わるまで、しゃべったり物音を立てたりしないようにじっとしていなければならず、逆にツライともいえる。