スコッティ・キャメロンを思ふ。 2008.11.6 公開


世界中のどこよりも早く新作がお披露目されるスコッティ・キャメロンM&Gでのファンミーティング。今年満を持してキャメロン氏が持ってきたのが「ダマスカス」。ダマスカスとは200年前より刃剣に用いられているステンレスの一種で、以前からこの素材をパターに取り入れたいとキャメロン氏は考えていた。
昨年のファンミーティングで「いつダマスカスで作るんだ?」という質問がメンバーからもあったらしく、アメリカに帰ってから試行錯誤を重ねていたと言う。
ダマスカスは製法が難しく、そのためすぐに実現できるものではなかったらしいが、世界でもゴールドのダマスカスははじめてだろうとキャメロン氏は言う。今回日本に持ってきた「ダマスカス」は9本。全てシリアルナンバー入りで1本の値段はなんと157万5千円。今回の発表の場では5本の「ダマスカス」が購入された。
独特の模様は2つと無いものだが、ヘッドと同様にグリップにもキャメロン氏のこだわりが詰まっている。クロコダイルのグリップは、キャメロン氏がイタリアから取り寄せて、しかもカットする場所も指定したという徹底ぶり。手にしっとりと馴染む感触は、もはやパターではなく芸術品と言って過言ではない。
コレクターが待ちに待っていた新作は、キャメロンらしい、キャメロンでしか実現できないパターと言える。
パーティ会場の明かりが落とされ、マント姿をした9人が各テーブルに散る。そして音楽とともにメンバーに「ダマスカス」がお披露目される。このような演出がされているのも、キャメロン氏が本当にゴルフを楽しんでいるのだということがよくわかる。
ただのパターの発表会ではなく、愛を注いだ渾身のパターをメンバーに見せられることの喜びを、キャメロン氏は伝えたいのかもしれない。それは間違いなくメンバーに伝わっていることだろう。この日を楽しみしているからこそ世界各国から集結してくるのだ。

メンバーが何気なく練習グリーンで使っているパターだが、どれも世界のコレクターが見れば喉から手が出るほど欲しくなるものばかり。
このような楽しみ方もゴルフにはあったのかと思い知らされる。パターを見る目、仲間と話し合う表情はみんな真剣で楽しそう。持つ喜びと、使う楽しみ、そしてキャメロンというパターを通して通じ合う心の繋がりがここには存在する。
BullsEye
Heavy Flange Tour
009 Tour 1.5
NewPort2
Straight Shaft
Circa 62#3
Tour GSS
歴代の名器が並ぶミュージアム内は圧巻の一言。
トーナメントでの数々の名シーンが蘇る。
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