人間試打マシーン!マーク金井の試打インプレッション 2008.3.18最新ゴルフクラブからプロのクラブまで
試打クラブは9.5度の純正Sシャフトと、ツアーAD「N−65」のSシャフト。長さはどちらも実測45インチ。純正S装着は総重量が313.4グラムでバランスがD2.5。硬さの目安となる振動数(※2)は244cpm。対してN−65装着は316.7グラム。バランスがD3。振動数は271cpm(ヒールエンド法計測(※3)&実測)。 純正シャフトは四角形と同じく三菱レイヨン製だが、こちらは重さが約5グラム重い。硬さ設定も異なるみたいで、こちらの方がややしっかり感がある。N−65のSシャフトは手元側がかなり硬く仕上がりで、こちらは四角形と同一シャフトだ。 まずは純正Sから打ってみた。フェース構造が異なるのだろう。四角形のSUMO スクエア 5900に比べると球離れがやや遅め。弾道は高いがスピンはやや少なめだ。放物線に近い弾道が打ちやすい。しっかり叩いても吹き上がりづらく、キャリーとランで距離を稼ぎやすい。 打点位置を調べるためにショットマーカーを張ってみると、フェース中央よりも上側に打跡がくっきり残っている。スイートスポットよりも上側で球を捕らえやすいことが、低スピン弾道につながっているのだろう。 続いて、N−65を打ってみると、こちらも四角形よりも低スピン弾道が打ちやすく、ヘッドスピードを45m/s以上に上げても吹き上がりの少ない弾道が打てた。叩けば叩くほどフェースの弾きが良くなる。 ヘッドもシャフトも、ヘッドスピードが遅めの人よりも速めの人の方が扱いやすい感じがする。またシャフトの挙動がシャープなのでクラブの操作性も高まっている。 スイートエリアの広さはSUMO スクエア 5900ほどの広がり感はないが、460CCドライバーの中では広め。どこに当っても真っ直ぐ飛ぶわけではないが、ヘッドの大きさを生かして打点のブレには強い。 そして試打して印象に残ったのがクラブの挙動。ヘッド慣性モーメントが大きい割には、ヘッドの操作性が良く、ドロー、フェードもそれなりに打ち分けられた。クラウンをツートンにすることでシャープに見せているが、四角形のSUMO スクエア 5900よりもマニュアル感覚で扱える仕上りだ。 【用語解説】 振動数(※2):グリップ部分を固定し、シャフトを上下に振幅させて計測した数値。数字が大きいほど手元側が硬いシャフトである。単位はcpm(cycle per minute)、1分間に何回振動するかを表している。 ヒールエンド法計測(※3):クラブを測るとき「60度測定法」と「ヒールエンド法」の2つの方法があり、同じクラブを測った場合は前者のが約0.5インチぐらい長くなる。 ライ角度がかなりアップライトで、重心アングルも24度とかなり大きめ。構造的にはスイング中にヘッドがターンしやすく仕上がっているが、重心距離がそれなりに長いのだろう。ストレート弾道を打とうとすると軽いフェード。ヘッドは返りやすく仕上がっているが、スライサーがドローを打てるようなドライバーではない。 アドレスするとフェースがピシッと目標を向くので、スライサーよりも左のミスを嫌うフッカーの方が構えやすいし、イメージ通りの弾道を打ちやすいだろう。
ツアーAD N−65(S)の振動数は271cpmとハードに仕上がっている。 >>拡大写真 純正Sシャフトは振動数の割にはしっかりしたタイプで粘り系。ゆったり振っても、しっかり叩いてもシャフトの挙動が落ち着いている。適正ヘッドスピードは43〜47m/s。総重量が313.4グラムと適度にあるので、ヘッドスピードに関わらず、非力な人よりも「クラブの重さ」を適度に求めるアスリート志向の人と相性が非常に良い。 N−65のSは振動数が271cpm。振動数的にはXに近いスペックだが、シャフト中間部分が軟らかめ。中間部分から先端が走る弾き系シャフトだ。ダウンでタメをしっかり作れる人と相性が良く、ヘッドスピードのストライクゾーンは45〜49m/sぐらいである。 ビギナーのための用語解説はこちら>> Page. 1|2 バックナンバー最新ゴルフクラブからプロのクラブまで |
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