イトーピア栃木ゴルフ倶楽部は伊藤忠商事(株)を母体とするパブリックコースである。「イトーピア」の名を冠したのは、伊藤忠のユートピアづくりと考えたもので、同社がそれだけ注力して造り上げたゴルフ場ということであろう。
クラブハウスは、鉄骨・鉄筋コンクリート造り地上2階建て。黒い大屋根に突き出ている"石組み"の煙突が印象的である。
「スポーツ施設ですから、明るくて清潔な感じにしたかったんです。そのために1階ホールや2階レストランでは天井を高くして、天窓を多用しています。ですから天気のいい日には、飾りのブラケットのほかには照明が必要ないほど明るいんです」(村瀬裕一支配人)
各施設の配置は、来場者にも従業員にも使いやすい動線でまとめられている。
「屋根が大きいので面積のわりに大きく見えるようですが、中はコンパクトにまとめてあります。お客様が余分な動きをしなくてすむように無駄な通路を省きましたし、少ない従業員での運営を考慮した平面計画にしています。具体的にはフロントとショップ、事務室とキャディマスター室の配置などがそうです」(同)
大きすぎも小さすぎもせず、また施設的にも過不足もない。今後のゴルフ場運営を考えると、このくらいの大きさのハウスがちょうどいいのかもしれない。
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