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ゴルフ野性塾SP

No.399 『歩き方とゴルフのリズム』 6/7 更新


スコアアップする歩き方はありますか?

姿勢よく歩くと、ショットの調子がいい、というシングルプレーヤーに出会いました。あまり歩き方を意識したことはなかったのですが、スコアアップする歩き方はありますでしょうか。プレーに効果のある歩き方がありましたら教えてください。

(神奈川県・42歳)


姿勢よく、速歩きをしてください

photo プレーリズム、スウィングリズムの2つの合わせてゴルフリズムと申すが、スコアの良し悪しがゴルフリズムを形成するのは間違いないと思う。

また、ゴルフリズムの良し悪しがスコア作りに影響を与えるとゆうのも間違いなさそうだ。この辺りは行って来いの関係であって、いずれかを否定したり、その相互関係を軽視したりは出来ないだろう。

同伴競技者との相性、キャディさんの存在、苦手意識持つホールの風向き。グリーンの速さ硬さ等もゴルフリズム維持の要因にはなって行くが、やはり最も大きなゴルフリズム作りの要因はプレー中の緊張感と思う。緊張の強過ぎはリズムを崩し、緊張のなさ過ぎもリズムを崩す。

賭けゴルフはいい事ではないが、緊張を生むとゆう面から見れば否定出来ない効用は持っている。そして歩きの姿勢の良さは緊張感を生んで良きプレーリズムを生み、それ以上に効果的であるのは速歩が出来るとゆう事でしょう。

速歩きは間違いなく良質の緊張感を生むものだ。けだるげな流れ歩き、メリハリのない散策歩き、目線の定まらぬチンタラ歩きでは速歩は出来ない。良質の緊張感は速歩きが生むものだし、常用カート使用時の緊張感はボール位置に到着してからの1歩1歩の歩みが緊張感を生む。この時は速歩きの必要ないであろうから1歩1歩、重く歩いたほうがよさそうだ。

重く歩くか、速く歩きかで良質の緊張感は得られるはず。リズムを流してはいけない。締めて強まる緊張感であるが、スコアに対する強過ぎる意識、スウィングに対する不安、ミスへの恐れは強過ぎる緊張を生み、リズムをブッ壊してしまう。

強過ぎるのか、弱過ぎるのかは経験で覚えていく以外にその方法もないが、いずれにしても速歩きの良きリズム生む効果は大いにあります。

背筋伸ばしての歩きは速歩きを生む。ただ、それだけの事であるがそれで十分。これだけで良質のゴルフリズムの維持は出来よう。

試しに速歩き10分やった後、練習場ですぐに球を打ち、チンタラ歩き10分やった後にも同じように球を打った事がある。左肩の回りが違っていた。腰の動き、体重の移りようも違っていた。

速歩きの後は頭が残った。流れ歩きの後は顔が浮いてヘッドアップ気味のスウィングになっていた。私だけの経験では心許なかったので周防灘の研修生に同じ事をさせてみた。私と同じ答えを出してきた。

歩きの姿勢は大切です。速く歩けばよいのです。リズムは歩きから生じます




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
No.400 寄せの大敵はヘッドアップ (6/14) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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