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ゴルフ野性塾SP

No.392 『SWの引っかけ球を消す法』 4/12 更新


なぜSWのフルショットでミスが出る?

私はPWのフルショットには自信があります。しかしSWのフルショットではクラブの長さが短くなっているにもかかわらず、よく引っかけてしまうのです。バウンスのせいでしょうか。SWのフルショットでミスしないための法を教えてください。

(栃木県・32歳)


無理せず、右手首の角度を変えないことです

photo 右手首の角度を変えなければひっかかりません。短いクラブだと手首角度が一気に変わる。角度の維持が出来にくい。故に右手首の角度消えると左手首は外曲がりする。それで曲がるのです。

クラブのせいではない。クラブのせいと言うのであればシャフトの短さのせいだ。

貴兄と同じ問いを聞く事はある。サンドウェッジのシャフトの長さ1インチ伸ばしてみてはどうか、と答えて来た。伸ばしてみて出た答えはいつもひとつ、曲がらなくなりましただ。でも振りにくくって、距離も出過ぎて、短く持って打つアプローチもやりにくくなってしまいました、との答えがくっついて来る。

何かが犠牲になる。すべて上手く行く事はない。

貴兄はサンドウェッジに飛距離を求め過ぎてはいないか? 他のクラブの顔を立ててやるのがゴルフと思う。サンドウェッジでピッチングウェッジの距離、打とうとしたんじゃピッチングウェッジの顔も立ちはしまい。

サンドウェッジにはサンドウェッジの距離がある。サンドウェッジで110ヤードも打たれたんじゃサンドウェッジも辛かろう。サンドウェッジの距離を見つけてやればよいのです。それでひっかけ球は消えて行くはず。

貴兄は無理をしている。サンドウェッジのフルショットは右手首の角度を残せばいい。それで無理強いのスウィングはなくなりましょう。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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