ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP
ゴルフ野性塾SP

No.337 『冬のグリーンの攻め方』 3/17 更新


冬ゴルフの鉄則とは?

冬場はフェアウェイやグリーンが固いからランを考えたゴルフをせよ、とよくいいます。しかし、前日に雨が降ったり、グリーンに霜が付いて軟らかくなることもあると思います。鹿沼CCで練習をしていた塾長は冬のゴルフを熟知しているはず。冬のゴルフの鉄則を解説して下さい。

(栃木県・41歳)


朝10時までは手前から攻める

photo 何も考えず、感覚だけで打っていたように記憶する。固さ、慣れてしまえばどうって事ない日本の冬のコース。ドライバーショットのファーストキックが10メートルも飛び上がったり、20メートルも前に飛んで行く事はないのです。

慣れてしまえば簡単。難しくはない。難しく考えればゴルフは難しくなるものでしょう。特に冬のゴルフ。

朝10時まではピン手前、手前の攻略手段を取って貰いたい。クラブ1本手前からの攻め。グリーンエッジに距離を合わせて行く攻め筋。10時過ぎればグリーン中央。夕刻過ぎれば再びグリーンエッジの距離合わせ。それで十分。

プロの世界、冬場開催のトーナメントはありません。だからプロは体力作り、スウィング作りに励む。子作りに励む元気な親父もたまにゃいるが、それは人それぞれの冬の過ごし様。

冬、研修生は手前から攻めて行く中で克己心、自制心を己のものとし、ボールの高さのコントロール性、バンカーとアプローチ練習、1メートルのパーパット時の柔らかいストロークの出し方を覚えて行くのです。研修生が夜腰振ってるようじゃ先は見えている。冬場、研修生の腰はゴルフだけに使うものであって、女体相手に使うもんじゃあない。

冬は心と技と体を鍛える絶好の季節。鹿沼CCでの研修生時代、私はゴルフ一途の日々を送っていました。ゴルフ馬鹿になれていた。真冬の鹿沼、朝の4時に起きて4時30分から球を打っていた。

馬鹿でなけりゃやれない事だったと思います。今は違う。馬鹿になれる一途さが欠けている。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
back No.336 体・技・心から心・技・体へ (3/10)
目次
No.338 傾斜からの球筋 (3/24) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
このページのトップに戻る top