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ゴルフ野性塾SP

No.280 『集中力と練習球数』 2/4更新


才能の限界でしょうか

当方60歳の男。ゴルフを始めて30年、それも一生懸命やって20年。それでも納得できず、ここ10年は準備運動、ストレッチ、腕立て30回、腹筋50回・・・シャワーを浴びて出勤という毎日です。現在HC8、週1練習、450球を繰り返し、10年。5下を目指すが縮まりません。塾長は以前こう言いました。「3カ月でつく根はある。3カ月で出る茎はある。どんなに早く咲いても3カ月で出始める葉もあろう」と。私は10年経っても花咲かずに苦しんでいます。練習方法が悪いのか、才能の限界にきているのかお教え願いたい。

(東京都・60歳)


練習の濃度を求めて頂きたい

photo 貴兄の花は咲いている、と思う。60歳でハンディ8。見事なものじゃ御座いませんか。

現在のレベル維持も立派な進歩であろう。60歳にしてハンディ8を維持するのは見事なものだ。10年の間の努力はハンディ8の維持に役立っているものと私は考える。

ただ、貴兄にしてみりゃハンディ8より変化しなかった事への不満は募ろう。

練習球数に問題はなさそうだ。となれば、練習姿勢にいささかの問題は生じているやも知れぬ。漠然と打たれているのでは、と推察。ならば、集中と一途の練習は要りましょう。

体のどの部分か、1カ所へ集中しながら球を打って行かれる事を薦めます。左腕の動きであれば左腕への集中、右腕の動きであれば右腕だけへ集中して貰いたい。

練習量は練習への集中姿勢から生まれるものだ。体の一部分への集中が練習球数を生んで行くのです。

勘違いしてはいけない。練習球数を先導するのは集中力。貴兄のスウィングを見れば集中すべき点は分かりましょう。これから先の10年に貴兄の才能の限界はない。まだまだ発展途上の方。努力あれ。集中して打ち続け行く練習の濃度を求めて頂きたい。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
No.281 頭と顔と左耳を残す (2/12) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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