今回のクラブは…
ヨネックス
ソール後方部には8グラムのタングステンを搭載
目を引くカラーリングのクラウンはカーボン仕様
低重心設計のシャローフェース
独特のカラーリングから「赤い悪魔」と謳っているヨネックスの「イーゾーン XP(エクストラパワー) ドライバー」です。クラブ長さは実測で45.25㌅と標準的ですが、クラブ重量が実測で320㌘と非常に重く、スウィングウェートもD3と大きめなので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが297万g ㎠と非常に大きくなっています。ヘッド本来の性能を考えると、ヘッドスピードが48〜49m/sくらいのゴルファーが、タイミングよく振れるようになっています。
ヘッドはオーソドックスな丸型形状で、クラウン部の2色の塗装がとても印象的です。ヘッド自体は少しフックフェースですが、ライ角を調整してあるので、フラットに見せています。
●もう一言
クイックアジャストシステムにより、自分好みのフェース角やリアルロフト角に調整することができ、また、205㌘の重いパワーヘッドも特徴。
【監修】松尾好員
「ジャイロスポーツ」を主催するフリーのクラブ設計家。トッププレーヤーとクラブ設計家との双方の立場から見て下す評価は斯界で高い信頼を得ている。内外の数多くのクラブを計測・分析中。
※週刊ゴルフダイジェスト9月9日号「ギアプロファイリング」より抜粋・要約
今回試打したクラブ ロフト9.5度/標準Sシャフト
*評価は最近のドライバーの平均値と比べたもの
メーカー公表値