今回のクラブは…
ダンロップスポーツ
ウェート調整2カ所で可能。重心の深さ、高さが変えられる
フェース角がスクェアなので、構えやすい
反発力の高いカップフェース構造を採用
2年ぶりにフルモデルチェンジした「スリクソンZシリーズ」のなかで、もっともやさしいと評判の「Z545 ドライバー」です。
クラブ長さが実測で45インチと標準的ですが、クラブ重さが約315㌘と重く、また、バランスも「D3.0」と大きめ。
その結果、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが293万g㎠と大きくなり、ヘッド性能としては、ヘッドスピードが46~47m/sくらいのゴルファーが、タイミング良く振りきれるようになっています。
ヘッドはオーソドックスな丸型形状ながら、トウ側右寄りにボリューム感があり、球をつかまえると言うよりもフェード系弾道で攻めるイメージが出ています。
実際、やや長めの重心距離で球がつかまりすぎず、フェード系弾道を打ちやすくなっています。
●もう一言
数量限定でHSの速い上級者向けのZ945、操作性が高く、ドローやフェードの打ち分けが可能なZ745も同時に発売。
【監修】松尾好員
「ジャイロスポーツ」を主催するフリーのクラブ設計家。トッププレーヤーとクラブ設計家との双方の立場から見て下す評価は斯界で高い信頼を得ている。内外の数多くのクラブを計測・分析中。
※週刊ゴルフダイジェスト11月18日号「ギアプロファイリング」より抜粋・要約
今回試打したクラブ ヘッドデータ9.5度、クラブデータ9.5度+標準BLUE6-Sシャフト
*評価は最近のドライバーの平均値と比べたもの
メーカー公表値