今回のクラブは…
フォーティーン
深重心ポケットキャビティ構造が最適スピン量を生む
グースネックが球をつかまえるイメージを生む
フェースには軟鉄素材に近いスーパーソフトスチールを採用
フォーティーンから今年5月に発売された、"5番で7番の打ち易さ、4番の飛び"を謳う「PC555 アイアン」です。
基本となる7Iのクラブ長さは実測37.75㌅と非常に長く、平均的な6Iよりも長くなっていますが、クラブ重量は約370㌘と軽いので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが264万g ㎠に抑えられています。ヘッド本来の性能では、ドライバーのヘッドスピードが41〜42m/sくらいのゴルファーが、ちょうど振りやすいモデルです。
ヘッドはフォーティーンらしく構えやすいオーソドックスな形状で、設計・製法も比較的シンプルに作られています。グースネックのおかげで、球のつかまり感も出ています。ストレート系弾道で攻めたい人によさそうです。
●もう一言
精密重心設計の高機能ヘッドと、新開発カーボンシャフトのマッチングがオートマチックにスクェアインパクトを実現。
【監修】松尾好員
「ジャイロスポーツ」を主催するフリーのクラブ設計家。トッププレーヤーとクラブ設計家との双方の立場から見て下す評価は斯界で高い信頼を得ている。内外の数多くのクラブを計測・分析中。
※週刊ゴルフダイジェスト2014年8月12日号「ギアプロファイリング」より抜粋・要約
【今回試打したクラブ】標準カーボン Rシャフト
*評価は最近のドライバーの平均値と比べたもの
メーカー公表値