ロイヤルアンドエイシェントオブゴルフクラブ(R&A)が先月、新たに4人の名誉会員を発表。アーニー・エルス、パドレイグ・ハリントン、ニック・プライスに加え、女性会員も一人誕生した。
スコットランド出身で女性版ライダーカップといわれる「ソルハイムカップ」のキャプテンを2度務め、ツアー通算11勝を挙げているカトリオーナ・マシューがその人。
全英女子オープンを09年に制しており、それが第二子を出産してわずか11週間後だったという逸話の持ち主だ。
発表を受けマシューは「R&Aの名誉会員になれるなんてとても名誉でエキサイティングなできごとです」とした上でこんな話も。「スターリング大学に進んだときR&Aの奨学金を受け取っています。その制度が始まって私が最初の受給者。若かった私がキャリアを伸ばす素晴らしいきっかけをいただきました。ゴルフという偉大なゲームを成長させるためにR&Aは多大な貢献をしており、全英などの競技を通じて女子ゴルフの発展にも寄与しています」と自らの経験からR&Aの存在意義を強調した。
R&Aが最初に女性会員を受け入れたのは6年前(14年9月)。そのときはエリザベス女王の長女のアン王女のほか、ローラ・デービーズ、アニカ・ソレンスタムを含む7人が最初の女性会員に選ばれた。
R&Aのセクレタリー(会長)クライブ・ブラウン氏は「4人それぞれがキャリアを大成功させ偉大なチャンピオンであることはもとより、ゴルフを志す若い世代の素晴らしいお手本になっている。名誉会員にふさわしい」と新メンバーを賞賛した。
男性3人は全員全英オープンの優勝経験者だが、残念ながら今年、男子の全英オープンは第二次世界大戦時以来75年ぶりに中止された。来年は世界最古のメジャーが無事に開催されることを祈る。
【関連記事】こちらも注目です!
2019/09/12 ソルハイムカップメンバー決定。今年も米は強そうだ
2019/11/05 欧州女子は2カ月間も試合なし。生き残る道は……
一覧へ戻る
|