最近メジャーでも優勝争いに加わることが多いトニー・フィナウが元ビジネスパートナーに訴えられたとアメリカの複数メディアが報じている。
最初に報道したニュースメディアによると9月中旬、第3地方裁判所に提出された訴状の内容はこうだ。訴えたのはアイコンスポーツのオーナー、モロナイ・ホラ氏。ソルトレイクシティ(ユタ州)の元市長候補でもあった彼は、97年にフィナウ家と知り合い、トニーと弟ジッパーのために数年間支援を行うことに同意。ホラ氏が提供した資金の一部は家族の住宅ローンの支払い、保険料、旅行、ゴルフレッスンなどに使われたがホラ氏はあくまでもそれが返済されることが前提の支援だったと主張している。
ホラ氏はまたフィナウ兄弟のプロモーションを行うためにフィナウコーポレーションの設立も手伝ったといい、支払い合計は60万ドル(約6300万円)に上るとか。
今回の訴訟では同氏がこれまでに支払った費用と利息、さらに損害賠償金1600万ドル(約17億円)を請求している。
ちなみにフィナウがこれまでにPGAツアーで稼いだ賞金総額は21億円強。それにスポンサー収入が加わると80億円近い額を稼いでいるが、17億円の訴訟となるとキャリア収入のおよそ20パーセントに当たる。
この件についてフィナウ本人のコメントはないが父ゲイリーさんのエージェントであるワッサマンメディアグループのクリス・アームストロング氏は「この問題を認識しており、法的手続きに最大限の信頼を置いています。現時点でこれ以上のコメントはありません」。同社も訴えの対象に入っている。
初耳の方もいるかもしれないが、兄弟のジッパーもコーンフェリーツアー(下部ツアー)に何度か出場経験があるプロゴルファー。
世界ランク14 位のトッププロに降ってわいた訴訟騒動。早く終結してゴルフに集中できれば良いのだが……。
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