イギリスのゴルフクラブがコロナによる休場からV字回復し、メンバー数が増えているという話題は以前紹介したが、その続報。コロナでゴルフができなかった反動だけではなく、ゴルフが見直され、“ブーム"は定着しつつあるようだ。
イギリスの調査会社、SMS社が発表した国内125のゴルフコースのラウンド数は、5月の時点で、前年同期比で140%という伸びを示した。5月にほかのスポーツに先駆けて、ゴルフとテニスが解禁となったこともあり、入場者が一気に増えたのだ。
「業界では5月のトレンドが持続していくかどうかに注目が集まっていた」(SMS社広報)とのことだが、6月には、なんと2019年の同時期に比べると170%となり「この入場者増は、一時的なものではないように見える」(同)という。なにしろ、3月~6月の4カ月間のラウンド数は、多くのゴルフコースが2カ月ほどクローズしていたにもかかわらず、今年が昨年の入場者数を上回っているからだ。
コロナ以前にはゴルフ不況がささやかれていたとはいえ、イギリスでは6月はゴルフのピークシーズン。それが前年比で1・7倍のラウンド数があったというのだから、ほぼコースのキャパシティいっぱいの入場者数があったということだろう。5月の時点では、2サムのプレーしか認められなかったが、6月に入って3サム、4サムのプレーが認められるようになったことも大きい。
いずれにしても、これでイギリスのゴルフ界はほぼ完全に息を吹き返したといえそうだ。
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