1ラウンド97分の欧州ツアー新記録誕生
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/2/18号
2020/2/07更新

1ラウンド97分の
欧州ツアー新記録誕生

 ドバイデザートクラシックで欧州ツアー新記録が飛び出した。その内容は?

 スロープレー撲滅が叫ばれるなか、スウェーデンの29歳セバスチャン・ソダーバーグが97分で1ラウンドを“完走。これまでの欧州ツアー最速記録は昨年のイタリアオープンでトーマス・ピータースがマークした1時間59分なので、22分も短縮。

 3日目を終え最下位だったソダーバーグは最終日、一人(マーカーはいた)でラウンドすることに。「最速記録にチャレンジするのは面白いと思わない?」とバッグを担ぐ弟ジャスパーに相談すると、弟は興奮し「是非やろう!」と賛同。

 ショットを打つたび走るのは大変だったが「楽しかった」と、難コースで75をマークしたソダーバーグ。予選を突破した選手のなかで30人は彼より悪いスコアだった。

「弟のほうが大変だったと思うよ。重いバッグを担ぎながら常に先回りをして、的確なクラブ選択をしてくれた」

 3組あとでブライソン・デシャンボーと一緒にスタートしたエディ・ペパレルは「えっ? ソダーバーグがもうホールアウトしたって? もし本当なら大記録じゃないか」と半信半疑でツイッターでつぶやくなどSNSは最速プレーの話題で持ちきり。

 欧州ツアーは今年からスロープレーに対する罰則を強化。新ルールが採用された初戦のアビダビHSBC選手権では昨年よりも1ラウンドの平均が10分短縮されており、欧州ツアーにならって米ツアーでも新ルールが導入されたばかり。

 そんななか1ラウンド97分の快挙にライダーカップキャプテンのトーマス・ビヨーンが「素晴らしい」と賞賛。一方アメリカでは、ウェズリー・ブライアンが17年のBMW選手権で89分のツアー記録をマークしている。コースが違うので単純比較はできないが、上には上がいるものだ。

  
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