ピンを抜くか抜かざるか、識者が考えてみた
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/12/04号
2018/11/27更新

ピンを抜くか抜かざるか、
識者が考えてみた

 何をやっても話題になるブライソン・デシャンボー。先日は19年のルール改訂によりピンを差したままのパットが解禁されるのを受け「アドバンテージになる」と積極的に新ルールを活用すると宣言したが、それがまた“ネタ"になっている。

 「ピンがやわらかいグラスファイバー製で、短めの下りのパットなら抜かずに打つだろう。メジャーで使用されるような硬いピンは球を弾くので逆効果。反発係数にもよるけれどいろいろ実験したい」と“マッドサイエンティスト"は持論を展開。すると、米サイトが編集者、ライター、識者などの反応を特集した。

 「反発係数を持ち出すとはデシャンボーらしい。彼の考え方は面白い。ただパッティングはメンタル。ピンを差したまま打ったほうがいいと思うなら、それは反発係数じゃなくメンタルの仕業では?」

 「ピンを抜いて打ちすぎたら大オーバーするが、ピンがあってそこに当たればそれが防げる。彼は気にするかもしれないけど、大半のアマチュアは気にもしないよ」

 「小さなことの積み重ねが彼を世界のトップ5に押し上げた原動力。でもちょっと理屈っぽすぎるなあ」

 「ピンを抜くべきか差しておくべきかを気にすることでかえってパットに集中できないこともあるのでは」

 デシャンボーの意見を否定する声はなかったが、アマチュアへのメリットは限定されるというのが大方の見解。そもそもプレーのスピードアップのためのルール改訂なので「プロはプロでお好きにどうぞ」といったところか。

 ところでデシャンボー、先のシュライナーズホスピタルズでツアー5勝目を挙げているが、大会直前招待されたNHL(アイスホッケー)の試合でサイレンを鳴らす役目を任され「興奮しすぎて」手にコイン大のマメをつくり、それが裂ける〝名誉の負傷〟を負っていた。テーピングして臨んだ試合では「球を打つたび痛かった」。それでも勝ったのはさすが。さあ、次の話題はなんだろう。

  
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